手袋も洗濯すべき?適切な洗濯頻度や干し方を紹介
今回は、手袋を洗う必要性と、手袋を洗濯するときのポイント、正しい干し方について解説します。
手袋も洗濯すべき?

目に見える汚れだけでなく、知らない間に雑菌やウイルスなどが付着している可能性があります。
また、手のひらは意外と汗をかきやすい場所なので、長時間手袋をつけていると中身が蒸れてしまうことがあります。汗で湿った手袋をそのまま放置すると、内部で雑菌が繁殖し、カビやにおいの原因になる場合があります。
そのため、手袋は1~2カ月に1回は洗濯するよう心がけましょう。
手袋を洗濯するときのポイント

■1. 洗濯表示をチェックする
手袋はすべて家庭で洗濯できるわけではなく、中には自宅でお手入れできないものもあります。たとえば天然皮革やスエードなどを使用した手袋は、家庭で洗濯できないものが多い傾向にあります。
洗濯不可の手袋を誤って自宅で洗ってしまうと、生地が傷んだり、色が落ちたりする原因となりますので、まずは洗濯表示を確認して洗濯の可否をチェックしてみましょう。
洗い桶に数字やアンダーラインが入っている洗濯表示があれば、基本的に家庭用洗濯機で洗うことが可能です。洗い桶に手のマークが入っているものも自宅で洗濯できますが、洗濯機は使えないので、手洗いする必要があります。
洗い桶に×マークがついているものは家庭での洗濯は不可ですので、お手入れをプロに任せましょう。
■2. 洗濯ネットに入れる
手袋に使われている素材の多くはデリケートで、そのまま洗濯機に入れると型崩れや品質劣化の原因となる場合があります。
洗濯機を使うときは、必ず手袋を洗濯ネットに入れるようにしましょう。大きなサイズの洗濯ネットに入れると、内部で動いて摩擦が発生しやすいので、手袋のサイズにあった小ぶりのネットを使うのがおすすめです。
■3. おしゃれ着用洗剤を使う
手袋に多用されるウールやカシミアなどの素材はデリケートなので、一般的な洗剤を使うと生地を傷めてしまうおそれがあります。手袋を洗うときはおしゃれ着用洗剤を使用し、なるべく生地へのダメージを抑えたほうが良いでしょう。
■4. 弱水流コースで洗う
強い水流で洗うと、手袋の生地が伸びたり、編み目がほつれたりすることがあります。手袋を洗濯機で洗うときは、手洗いコースやソフトコースなど、弱水流コースを選ぶようにしましょう。
■5. 手洗いするときは押し洗い、つまみ洗いが基本
手袋を手洗いする際は、強くこするなどせず、優しく押し洗いするのが基本です。指の部分は軽くつまみ、優しくもみ洗いするだけでOKです。
■6. 脱水は短時間か、タオルドライする
洗濯後の脱水は、手袋への負担を軽減するために、短時間だけ脱水にかけましょう。
脱水を使用しない場合は、タオルなどで挟んで水分を拭き取りましょう。雑巾のように絞ると型崩れの原因になるので要注意です。
手袋の正しい干し方

また、手袋はピンチで挟むと跡が残ってしまったり、重力の影響で伸びてしまったりするおそれがあります。できれば平干しネットのうえに、平らに寝かせるように干しましょう。
なお、手袋は乾くと風に飛ばされやすくなるので、干した場所からある程度動いても大丈夫なように、周辺にシートなどを敷いておくと安心です。アーム部分が手の形になっている手袋用ハンガーを使えば、短時間で指先まで乾かすことが可能です。
また、手袋を干すときは直射日光が当たらない場所を選ぶことも大切です。とくに色柄ものやデリケートな素材の手袋は、日光に当たると色あせや変色の原因になりますので、風通しの良いところで陰干ししましょう。