二十四節気の「清明」はどんな季節?心地よい天候の理由や花・風習など紹介

清明の意味や時期

清明は、すべてのものが清らかで明るく、生き生きとしているという意味です。たくさんの花が咲き、草木が育ち、日差しはまぶしく、風が心地よく感じられるころ。ちょうど入園式や入学式が行われ、新年度の始まる時期で、清明の季節感にぴったりですね。
清明の心地よい天候の理由

清明のころの天候には特徴があります。
清明のころの平均気温は、九州から北海道は11月上旬~11月下旬 (沖縄は11月下旬~12月上旬)と大体同じで、冷たさを感じるくらいの空気感です。
ただ、清明のころと11月上旬~11月下旬では、太陽の高さが大きく違います。
太陽の高さは季節とともに変化し、夏至(6月21日ごろ)に最も高い位置を通り、冬至(12月22日ごろ)に最も低い位置を通ります。清明のころの太陽は、冬至が近づく11月上旬~11月下旬に比べて高い位置を通るため、平均気温は大体同じでも、日差しはずっとまぶしく、強く感じられます。
“冷たさを感じるくらいの空気”と“強い日差し”、このアンバランスさが清明の明るく清らかな季節感を作り出しているようです。
また、冷たい北風の吹く季節が終わり、南東からの穏やかな風が吹くようになり、清明のころは本格的な春の訪れを感じさせてくれます。
清明の花「ソメイヨシノ」

各地でお花見シーズンとなりますが、昼間は紫外線への対策を忘れずに。夜は冷えてきますので、ブランケットや座布団など準備しておくと安心です。
桜が咲くころには、桜になぞらえた“花のつく言葉”が多くあります。
花冷え(はなびえ)…桜が咲くころ、一時的に寒さが戻ること。
花曇り(はなぐもり)…桜が咲くころ、空が薄く曇っていること。
花明かり(はなあかり)…満開の桜で、夜でもあたりがほのかに明るく感じること。
花風(はなかぜ)…桜が満開のころに吹く風や、花を散らす風のこと。
花筏(はないかだ)…水面に散った花びらが、風に吹き寄せられ流れていく様子。
花疲れ(はなづかれ)…お花見に出かけた後の疲れのこと。
どれも美しい言葉ですね。「花疲れですか」と話をすれば、疲れも心地よく感じられそうです。ぜひ、“花のつく言葉”を会話にちりばめてみてください。
清明の風習「沖縄の清明祭(シーミー)」

お墓の前に親戚が集まり、重箱につめた料理や酒、花をお供えしたあと、皆でお供えしたごちそうをいただきます。
重箱は餅重が2箱、料理が2箱で1セットと決まっており、1組はご仏前に向けてお供え、もう1組は手前に並べます。料理の中身はカステラかまぼこや紅白かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、皮付きの三枚肉の9品が基本です。お墓の前で重箱を広げ、ごちそうをいただく様子は、まるでピクニックのようで、皆のふれあいの場となっています。
沖縄の人々にとって、清明祭は、お盆、正月と並ぶ三大行事のひとつ。二十四節気の「清明」は特別な季節なのです。
参考:「沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語」
「清明」を知って、明るく気持ちのよいこの季節を満喫してくださいね。