シャンパンだけじゃない! この冬にぜひ試したい魅惑の「微発泡」ワイン
グルメ
街はイルミネーションに彩られ、今年もパーティシーズンの到来です! 恋人や友人、家族や同僚と。さまざまなシーンで、いつもよりにぎやかに食事をする機会も多くなりますよね。なかでも乾杯に欠かせないスパークリングワインは、場の雰囲気を一気に華やかにしてくれる特別な存在です。シャンパンに代表されるスパークリングワインですが、泡の量よって2種類に分類されることをご存知でしょうか。
バラエティ豊かで奥深いスパークリングワインの世界
発泡性のワインのことをスパークリングワインと呼びますが、日本でもフランスのシャンパン、イタリアのスプマンテ、ドイツのゼクト、スペインのカヴァなどが知られていますね。それぞれの国のスパークリングワインには産地、ブドウ品種、製法などに基準が定められており、例えばシャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で生産された3品種のブドウのみを使用し、瓶詰めしてから二次発酵を行なういわゆるシャンパーニュ方式の製法が義務付けられています。
通常スパークリングワインと呼ばれているのは、実はこれら『強発泡性』のワイン。それに対して、泡の量(二酸化炭素の量)が50〜25%程と少ないものは『弱発泡性』のワインとして区別されているのです。
シルキーな泡とやさしい味、そして希少性も魅力!
弱発泡性のワインは『微発泡ワイン』と呼ばれ、今にわかに注目されはじめています。微発泡ワインという言葉に馴染みがなくても、すこしシュワッとしたワインを飲んだことはありませんか。微発泡ワインは生産量が少なく希少。そのため、レストランやワインバー、ワインショップではスパークリングワインにリストアップされていることもあれば、白ワインや赤ワインに分類されていることも。すこしシュワッとした白や赤が、実は『微発泡ワイン』である可能性は大なのです。いかがでしょう? 思い当たるワインはありましたか。
強発泡性のワインのしっかりした泡立ちとキリッとしたテイストに比べて、微発泡ワインの魅力はなんといってもシルキーでおだやかな泡立ちとやや甘口のやさしい味。もちろん、赤、白、ロゼによって、また産地によって個性はさまざまですが、総じて飲みやすく価格も手頃なのが特徴。フランスではペティヤン、イタリアではフリザンテ、ドイツではパールヴァインと呼ばれ親しまれています。
前菜からデザートまでOK! 充実のネットショップで、家飲みがおすすめ
みずみずしくおだやかな泡とやさしい飲み口から、微発泡ワインはアペリティフとしてはもちろん前菜からデザートまで合わせられるすぐれもの。アルコール度数が低めなので、友人を招いて大勢で楽しむパーティや贈り物にもぴったりです。
これからの季節に大活躍しそうなこの微発泡ワイン、意外にもネットショップが大充実。リーズナブルなものから、その希少性ゆえなかなか店頭には並ばないような逸品に出会える可能性もあります。パーティのプランを練りながら、贈る相手を想いながら、そして自分へのご褒美に。多忙な時期のすきま時間に、季節を彩る素敵な買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
札幌出身、神奈川県在住。大学にて古美術とバイオリン、セツ・モードセミナーにてフランス文化を学ぶ。広告企画制作、雑誌編集を経てフリーライター。現在5歳の娘の育児奮闘中。酒場生活に別れを告げ、美味しいパ...
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