『霜降り白菜』『ちぢみほうれん草』を知ってますか?寒いからこそ美味しい寒締め野菜!
葉の色も濃い分、野菜の味も濃厚です
高級野菜『霜降り白菜』とは?!
厳寒期に白菜の頭部をひもで結束し、霜に数回あてて栽培します
今では「霜降り白菜」の産地は長野、山梨、茨城、栃木、埼玉の5県。霜の降りる時期にリレー方式で産地をつなぎ、春の日差しが強くなるまで出荷が続きます。
もともと白菜は、精進料理では、大根、豆腐とともに「養生三宝」といわれ、欠かせない食材。冬には貴重なカリウムとビタミンCの供給源です。ビタミンCとカリウムは水に溶けやすいので、鍋やスープなどに使うのがおすすめ。また漬物にしてもビタミンCは壊れません。
その他にカルシウム、マグネシウム、亜鉛、なども含まれていますが、実は90%以上が水分。キャベツなどに比べてカロリーが非常に少ないうえ、食物繊維も豊富に含まれているのでダイエット食の1つとしても注目されています。
人気の『ちぢみほうれん草』とは?!
また、おいしいだけでなく、寒さなどのストレスによって酸化現象が起こるため、抗酸化作用のあるビタミンCやE、カロチンなどを自分の力で増やします。特にビタミンCについては、冬どりのホウレンソウの方が約3倍も多く含んでいます。
ほうれん草以外の葉物野菜では、小松菜や雪菜なども寒締めのものがみられます。
そのおいしさは主役級!寒締め野菜を楽しもう
野菜素材のおいしさを楽しむにはシンプルイズザベストです
通常ならあくを除くため下茹でするほうれん草ですが、寒締めのものは、あくの原因であるシュウ酸が少なく
そのまま調理しても美味しくいただけます。
◆霜降り白菜のサラダ
どんなドレッシングでもおいしくいただけます。
◆霜降り白菜の漬物
塩もみに柚子を加えたり、塩レモンともみこんでもおいしくいただけます。
黒酢、はちみつ、ニンニク、ごま油でもみこむと中華風の漬物のできあがり。
お箸がとまりません。
◆ちぢみほうれん草とふわふわ肉団子のスープ
豆腐、ひき肉、片栗粉、生姜、塩コショウを混ぜ合わせお団子にします。
だし汁もしくは鶏ガラスープに肉団子をおとし火が通ったら、縮みほうれん草を加えます。
ほうれん草は煮こまず、さっと火が通る程度に。
あっという間に簡単ご馳走スープになります。
◆ちぢみほうれん草のお浸し
濃い野菜の味わいをぜひ一度はお試しください。
風味が落ちていない美味しいお醤油で。