夏前にやっておきたい、きれいな素足を維持するフットケア法
かかとが荒れた状態だと、その人の生活がだらしなく感じられてしまうことも
さて、今日のような雨模様が続く梅雨は、同時に家庭でも菌が増える悩ましい季節ですね。そんななか、サンダルやビーチサンダルなど、女性も男性も素足になることが多くなってきますが、ふと足を見たら足の裏がガサガサ! 角質がたまって硬くて不潔な感じ……と、素足の状態が気になるとオシャレも楽しめなくなってしまいますね。もちろんオシャレだけでなく、フットケアは健康にも必要な要素がたくさん。そこで今回は、きれいな素足を維持するフットケア術をご紹介します。
フットケアが大切な理由とは?
みなさんの足裏は、白く硬く、ガサガサした状態になっていませんか? エコノミー症候群予防のために、機内でも定期的にふくらはぎをマッサージしましょうといわれるくらい、ふくらはぎは体の大切な部位ですが、そのふくらはぎも皮膚もゴワゴワしていませんか?
では早速、ふくらはぎ、足裏、足首のチェックポイントをご紹介しましょう。
ふくらはぎ、足裏、足首のチェックポイント
夏ほど足を温めることが大事
第二の心臓と言われるふくらはぎは、血液が心臓から足の先まで降り、それをまた心臓に持ち上げるポンプの役割をしていることは、よく知られています。そのケアを怠ることによって、足の血流が悪くなることでむくんでしまったり、夏なのに足だけ冷えるなどということになってしまいます。
足首
足首周りは普段あまり意識しない部位ですが、ここが硬くなると、ふくらはぎと同様に足全体がむくんでしまいます。足首まわりを手の指で押したときに痛みを感じるようであれば、筋肉がこわばっているかもしれませんので、血流を促してあげましょう。
足裏
常に酷使されている足裏はケアを怠ると角質がたまり、臭いの原因になったりします。手入れを怠った後、くつを脱いだときに自分の足から立ち上る臭いに焦った経験や、サンダルを履くきにかかとがガサガサしていてびっくりしたことはありませんか。
フットケア(むくみ編)
日頃からストレッチを心がけると◎
さらに「仕事で長時間立ったまま」「エアコンがきいている室内で長時間のデスクワーク」「1日の中で座っていることが多い」といった生活習慣によって足が冷えると、むくみやすくなります。そんな人のむくみの解消方法は……、
食生活。「体を冷やす」「塩分が濃い食べ物」はNG!
暑くなるとキンキンに冷えたビールをグイッと飲み、味が濃い目のおつまみが美味しく感じられます。しかしこれは、むくみという点では気をつけたいポイント。つまり「体を冷やす」「塩分が濃い食べ物」はむくみの原因となるからです。でも、「そうはいっても……」という人の場合は、できるだけカリウムの多い食べ物を摂るようにしましょう。
ストレッチ
「足首を意識的に動かす」「ふくらはぎの筋肉を曲げ伸ばし」することで血流が促進され、むくみが解消しやすくなります。具体的に仕事中などでできる方法は、
1・足先をゆっくりひざの方向に曲げ、ふくらはぎが伸びるようにする
2・足首からつまさきまでを伸ばす
2・できるだけ大きな円を描くように、足首をゆっくりまわす
3・階段のステップにつま先をのせて、かかと方向に重心をかける。または、つま先立ちなどして、ふくらはぎを伸ばす(転ばないように手すりや壁につかまるようにしてください)
フットケア(足裏編)
足の裏の保湿もとても大事なのです
あわせて、見逃しがちな足の爪や足指の間のケアも大切です。足の爪周りや、指の間はホコリや角質が溜まりやすい部位ですが、この部分は入浴時にきちんと洗浄しない人も多く、汚れが溜まっていく(足の裏の角質も、爪周り指周りの角質が蓄積される)ことで、足の臭いの原因になることも……。こうした角質が溜まった状態や臭いの解消法は、
普段から足裏などをチェックするようにしましょう
足裏やかかとの角質は、専用のスクラブなどを使って落としていきましょう。軽石などでゴシゴシこすりすぎると、逆に刺激が大きくなり、角質が硬くなることも。また、1回ですべての角質を落としきろうとせず、スクラブを数日続けてみるとよいでしょう。それでも症状が改善されない場合は、軽石を使って硬くなっている部分を優しく削っていきましょう。さらに、足の爪は湯船にゆっくり浸かった後や、足湯で角質をやわらかくしてから、爪用のブラシなどで優しくとるとよいでしょう。
■保湿ケア
角質除去時は、必ず保湿をすることが大事です。この保湿をしないとすぐにかかとは硬くなってしまいます。特に、足裏は皮脂を分泌できない部位なので必ず保護するようにしましょう。
爪も同様に、足の裏に塗ったクリームを爪にも伸ばしてあげましょう。気になる人は爪にキューティクルオイルなどをつけるとなおよいでしょう。
── むくみケアも角質ケアも、とりかかってすぐに改善されるものでありません。そのため、夏になって足を出すときに焦らないよう、今から時間のあるときにゆっくりケアを始めておきまたいもの。気になる人は今夜の入浴時から、ぜひトライしてみてくださいね。