グレープフルーツはどうして名前に“グレープ”がつくの?
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一年中食べられるグレープフルーツですが、4、5月はフロリダの旬ものが出まわります
旅行疲れ、家族サービス、DIYやガーデニング、さらには、春の大掃除や愛車の洗車などで汗をかいて、クタクタ状態(笑)の人も多いのではないでしょうか。そんな、さまざまな疲れにおすすめなのが「グレープフルーツ」です。
その栄養効果をお話しする前に、「グレープフルーツは、どうして名前に“グレープ”がつくかをご存じですか。「昔から気になっていた」という方のためにその謎も解明します。
グレープフルーツ名前の由来をひもとくと……
![木になる状態がブドウに似ていることが名前の由来](https://storage.tenki.jp/storage/static-images/suppl/article/image/2/22/222/22261/2/large.jpg)
木になる状態がブドウに似ていることが名前の由来
答えは、NOです。
事典で調べてみると、グレープフルーツはれっきとした柑橘類、ミカンの仲間であることがわかります。
では、なぜ“グレープ”がつくのかといえば、1本の枝に対してブドウの房のように実をつけるからなのだそう。また、一説によると、果実の香りがブドウに似ているからとも言われています。
グレープフルーツの種類
![人気のピンクグレープフルーツ!](https://storage.tenki.jp/storage/static-images/suppl/article/image/2/22/222/22261/3/large.jpg)
人気のピンクグレープフルーツ!
種類は大きく分けて2つ。果肉の色によって、マーシュ種とルビー種に分けられます。
【マーシュ種】
果皮が黄色く、果肉は淡黄色。「ホワイト」と呼ばれ、最も一般的な品種。果汁が多く、甘酸っぱく、適度な苦味も感じられる。
【ルビー種】
果皮は赤みがかった黄色、果肉も赤みがかっており「ピンクグレープフルーツ」とも呼ばれる。ホワイトに比べて酸味が少なく、甘味がやや強い。
美肌やダイエット、健康にグレープフルーツ
![グレープフルーツ1個で1日の摂取量が補給できる](https://storage.tenki.jp/storage/static-images/suppl/article/image/2/22/222/22261/4/large.jpg)
グレープフルーツ1個で1日の摂取量が補給できる
●ビタミンC
1個食べれば1日に必要なビタミンCを摂取できる。
ビタミンCは免疫力を高め、美肌効果や風邪予防に効果に期待が持てる。
●クエン酸
酸味の主成分。エネルギーを生み出し、疲労回復に効果的といわれる。
●ポリフェノール(ナリンギン)
苦味成分。高い抗酸化作用があり、免疫力を高める。血液中に含まれる脂肪酸を分解する。
●ペクチン
食物繊維。整腸作用があり、血液中のコレステロール値を減少させる効果も高い。
●カリウム
体内の過剰なナトリウムを排出し、血圧を正常に維持する効果に優れる。
●イノシトール
肝臓に余分な脂肪が蓄積しないようにコントロールする効果が高い。
── 以上のようにグレープフルーツには栄養がたっぷり含まれています。また、果実の90%が水分で、1個あたり70〜120キロカロリーと低カロリーなうえ食物繊維を多く含みます。さらに、果皮に含まれる香り成分「ヌートカトン」が交感神経を刺激し、脂肪燃焼を促進させる効果も期待でき、ダイエットの強い味方とされています。
GWの疲れがたまっていると感じているおつかれモードの方は、今夜の食後にぜひグレープフルーツを!