暑い日に札幌発のB級グルメ「ラーメンサラダ」はいかが?
冷やし中華よりも野菜の量が多い。なぜなら、サラダだから
野菜がメイン。ゴマだれが定番
ラーメンサラダの定義に特別なルールはありませんが、あえてあげるとすれば、サラダなので麺よりも野菜の量が多い、主食としての冷やし麺ではないので年中食べられる、大きな皿に盛り付けてみんなで取り分けて食べる、となるでしょうか。
トマトやレタス、キュウリや紫キャベツなど、サラダの具の種類の一つとしてラーメンが入っている、と考えるとわかりやすいかもしれません。
札幌のホテルが発祥。居酒屋の定番メニュー。盛りつけは高さを出して
器が四角いと、サラダらしくなる
ラーメンの麺にレタス、トマト、キュウリ、ニンジン、紫キャベツ、エビ、シーフードなどが彩りよく盛りつけられ、オリジナルのドレッシングをかけた「元祖ラーメンサラダ」。冷やし中華と違って、盛りつけ方はサラダらしく高さがあります。今も札幌グランドホテルの名物メニューで、札幌市民だけでなく観光客にも大人気の一品です。
今ではラーメンサラダは北海道各地はもちろん、全国の居酒屋などでも見かけるようになりました。ラーメンの麺を使った新しいメニューによって、新たなマーケットが開拓され、麺類の消費が拡大されたとして、平成16年(2004年)、北海道製麺協同組合は札幌グランドホテルに感謝状を贈りました。
略して「ラーサラ」。小学校の給食にも登場。コンビニでも販売
小盛りでもOK
最近ではコンビニで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。サラダの棚をよく見ると、パスタサラダと並んでラーメンサラダが並んでいます。麺系サラダの定番であるパスタサラダのラーメン版といったところでしょうか。
コンビニのラーメンサラダは札幌グランドホテルの元祖とはかなり様変わりしていて、肉味噌がのった辛い坦々麺風だったり、豚しゃぶがのっていたりなど、わりとガッツリ系のものが目につきます。肉がたっぷりのったラーメンサラダは、サラダだけどタンパク質も豊富に摂れるので、これ一つでお昼のおかずにもなりそうですね。
北海道では市販のタレが簡単に手に入るので、家庭の食卓にのぼることもあります。ただ、サラダだから、かけるものはドレッシングであるはずなのに、ボトルには「タレ」と表示されて売られています(札幌グランドホテルからは「ドレッシング」として販売されています)。
参考
北海道ファンマガジン「北海道発祥のラーメンサラダとは?」
札幌市学校給食栄養士会「ラーメンサラダ」
札幌グランドホテル「元祖ラーメンサラダ」
日清食品チルド「札幌グランドホテル監修 ラーメンサラダ」
サラダなので高く盛りつけるのがコツ