新じゃがの季節!! 北海道で「じゃがいも」の収穫が始まりました
じゃがいもの大生産地、北海道では7月下旬から収穫される
一方、雪が積もる北海道のじゃがいもは一期作。4~5月に種いもを植えて、7月下旬から収穫が始まります。じゃがいもは元々涼しい気候を好むので、北海道のような北国でよく育ちます。さらに、北海道は昼と夜の寒暖差が大きいので、じゃがいもがより甘くなります。北海道の冷涼な気候こそが、じゃがいもをおいしくする所以だといえるでしょう。
ところで、九州産と北海道産のどちらも、貯蔵・熟成しない、とれたてのじゃがいもは「新じゃが」とよばれます。新じゃがは、いもが大きく育つ前に収穫されたじゃがいもなので、小ぶりでフレッシュ、みずみずしいのが特徴です。貯蔵して甘みが増したじゃがいももおいしいですが、この時期だけの若い新じゃがもまた、おいしいものです。
皮が薄いので、タワシでこすると皮がむける
タワシでこすると包丁で皮を剥くときと違って、表面がツルンとした状態で丸くなるので、粉ふきいもや甘辛煮など、丸ごと料理に利用すると見た目もきれいに仕上がります。
冬の熟成いもと違って、軽い味わい。だから揚げると美味!!!!
この軽さを味わうのにオススメのレシピは、なんといってもフライドポテトです。新じゃがは皮が薄いので、よく洗った後、皮ごと揚げると香ばしくなります。また、小さめの新じゃがは揚げるのに好都合です。縦に二つ~四つに切り、皮がパリパリになり、表面が軽くキツネ色になるまで、じっくりと揚げましょう。
味つけは塩・コショウでも十分おいしいですが、お好みで青ノリやカレー粉、バジルやパセリをまぶすと、さらにおいしく変身します。
〈参考:農林水産省「九州で生産された“新じゃが”が出回っていますが、日本のジャガイモの栽培時期(作期)はいつ頃なのですか」〉
この時期、おいしい新じゃがですが、食中毒に気をつけてください。貯蔵するときは日光に当てない、傷をつけないこと。また、食べるときは、緑色の部分や芽は十分に取り除いてからお使いください。夏の新じゃが。きちんと下処理して、おいしくいただきましょう。