山菜の季節!!北海道特産、話題の「行者にんにく」が、そろそろ出回ります!!
葉の根元が赤いのが特徴。
北海道の特産。強烈な臭いが元気パワーの源
涼しい気候を好みます。
昔、山で行者が食べていたにんにく、ということで、この名がついたと言われています。ユリ科ネギ属の多年草で、玉ネギやニラ、ニンニクの仲間であることからもわかるように、ネギ類独特の強烈な臭いがしますが、それゆえに、体が元気になる成分を豊富に含んでいます。
北海道では4月中旬ころから出回り、5月中旬に最盛期を向かえ、6月のはじめまで出回ります。
成長がとても遅い。収穫までに5年以上もかかる
きれいな水辺に群生します。
乱獲で激減。最近はハウス栽培もさかん。山菜なのに…
栽培されているのに山菜??
そこで、最近では行者にんにく栽培の技術が進歩し、ハウスものの流通が拡大しています。山菜なのにハウス栽培? と、ちょっと違和感を感じますが、日本全国、需要が多いため、東北や長野県で多く栽培され、1月になるとハウスものの収穫がはじまります。
醤油に漬けて保存。豚肉と最強のコンビ。ジンギスカンの必需品!!
豚肉といっしょに食べてみよう。
行者にんにくの強い臭いは、ビタミンB1と結びつくと臭いが抑えられ、疲労回復成分を作りだすといわれています。ビタミンB1といえば豚肉。ゆえに、行者にんにくと豚肉の組み合わせは最強といえるでしょう。
また、北海道では春になると、ジンギスカンに行者にんにくを加えるのが一般的です。味的にも、ラム肉と行者にんにくのコンビは“なまら旨い”組み合わせなので、肉以外の具材を行者にんにくオンリーにする人も多いと聞きます。なんとも北海道らしい春のメニューです。
〈参考:旬の食材百科「行者にんにく」〉
〈参考:北海道ファンマガジン「行者大蒜」〉
早いもので3月ももう終わりです。雪解けがはじまり、北海道でもようやく春の兆しが見られてきました。雪が解けると、そろそろ行者にんにくが出回る頃です。北海道では、あの強烈な臭いの山菜を口にした時、体が冬から春モードに切り替わり、ようやく春を感じるようになります。最近は栽培ものも出回っているので、ぜひ味わってみてください。