北海道の 「よくねたいも」、そろそろ出荷 !! よ~く寝かせて甘みがup。3月もジャガイモの旬 !!
おはようございます!! 3カ月間、寝ていました。
3カ月も寝かせたおイモたちは、そろそろ旬。新ジャガが出るまでは、おいしい “貯蔵ジャガ” !!
収穫後は、春までおやすみなさい…。
総務省の調査によると、ジャガイモが最も多く購入されるのは5月です。これはちょうど、北海道以外の県で収穫された新ジャガが出回るころです。北海道産のジャガイモは生産量が全国の8割を占めているにもかかわらず、秋が最盛期なので、国民のジャガイモ購買が高まる5月には出荷できるジャガイモがありません。そこで、5月に北海道産のジャガイモが出荷できないかと検討を重ねた結果、アメリカで開発された「CA貯蔵」にたどりつきました。
「CA貯蔵」 で空気の成分を調整。イモの呼吸を抑えて、劣化を防ぐ
「CA」とは、Controlled Atmosphere(調整された空気)のこと。ジャガイモを保存する貯蔵庫の中は低温で、しかも、窒素、酸素、二酸化炭素など、空気中の成分が人工的に管理されています。これによりジャガイモの呼吸や発芽が抑制されるので、鮮度が落ちることがありません。
この「CA貯蔵」により、春から初秋にかけて、北海道のジャガイモが出荷されなかった時期にも、鮮度が落ちないジャガイモを出荷できるようになったのです。
長期で保存したら、糖分が増した !! デンプン質が糖に変わる
これは、時間が経過するとともに、ジャガイモの中のデンプン質が糖に変化して、おいしさが増す、というものです。このしくみは、大根やキャベツを雪の下に埋めて保存すると甘みが増すという、あの「越冬野菜」のしくみとほぼ同じです(下記リンク先参照)。
ジャガイモは6種類。ニンジン、玉ネギ、千両梨など、「よくねた」 シリーズは大好評 !!
きたかむい。
・男爵、キタアカリは煮崩れしやすいので、ジャガバターやポテトサラダ、コロッケなどに適しています。
・メークイン、インカのめざめは煮くずれしにくいので、煮物や揚げ物におすすめです。
・ひかるは、皮がむきやすく、黒くなりにくいので、ポテトサラダの原料用として紹介されていますが、コロッケや粉ふきイモでもおいしいです。
・きたかむいは、軟らかいが煮くずれしにくい品種で、しかも甘みがあるので、コロッケにするとおいしく食べられます。
「よくねた」シリーズはジャガイモ以外にも、ニンジン、玉ネギ、千両梨がCA貯蔵され、販売されています。
ニンジンは1月中旬から、千両梨は2月上旬からすでに出荷されていて、どちらもだいたい3月いっぱいまで出回ります。
玉ネギは4月初旬から出荷され、6月いっぱいまで販売されます。
「よくねたいも」は、ホクレン(ホクレン農業協同組合連合会)のオリジナル商品です。500~600g入りで200円前後。ジャガイモは出荷時、貯蔵庫から出されると同時に目ざめるので、劣化や発芽を抑えるためには、買ったらすぐに冷蔵庫に入れるのがおすすめです。もう3月です。そろそろ、2度めの旬を迎えたおいしいジャガイモが出回るころです。