タラの芽、フキノトウ、ウド、ワラビ…体を “春モード” に目覚めさせる 「山菜パワー」 !!

山菜は春のごちそう。冬眠していた体を目覚めさせる栄養が豊富です !!
「春の皿には苦みを盛れ」 !! 山菜は体を 「春モード」 に切り替える手助けをしてくれる
冬の間は寒さに負けないように、なるべく体を動かさず、栄養を蓄えて冬を乗り切ろうとしますが、春になって体が目覚めてくると活動的になり、肝臓の働きが活性化されてきます。気温が上がるとともに新陳代謝がどんどん活発になってきて、これを助けてくれるのが、春の山菜に含まれている苦み成分なのです。
苦みの正体は 「アク」。でも、取りのぞきすぎないように
ゼンマイやワラビなど、アクが強い山菜は、灰を振りかけてから熱湯を注いで一晩おき、水をかえてからゆで、さらに水につけてアクを抜きます。コツは、ゆですぎないことと、水にさらしすぎないこと。山菜に含まれる水溶性のビタミン類や、独特の苦み・香りが失われないようにすることです。
アクが弱い山菜は、さっと湯通しするか、塩を入れた湯でゆでて水にさらします。天ぷらや薬味にするときは、そのまま使います。
定番の天ぷら以外にも、パスタやパンケーキに入れてどんどん味わう
最近では定番メニュー以外にも、さまざまな食べ方が紹介されています。たとえば、タラの芽とベーコンをオリーブ油とにんにく・唐辛子で炒めたペペロンチーノ、フキノトウの炊き込みごはん、ウドの豚肉巻きなど。変わったところでは、市販のホットケーキミックスにギョウジャニンニクやコゴミを入れ、粉チーズを混ぜ込んで焼くパンケーキなどもあります(参考:「北海道新聞」みなみ風3月5日号)。
冬を乗り越えたパワーを蓄えている山菜、自然の恩恵を今こそ堪能
※春の野山には野生動物がいるので、山菜採りには注意が必要です。特に北海道ではクマが出るところも多いので、くれぐれも気をつけてください。