乾燥の季節、顔にも体に使える「シアバタークリーム」が手作りできるんです!!
こんなとろーりしたクリームが手作りでできるなんて!!
そんな乾燥対策に強い味方があります。それは、シアバターを使ったクリームです。撹拌するのが少し大変ですが、この冬、「シアバタークリーム」を作ってみませんか? 防腐剤を使わないので、お年寄りからお子さんまで、年齢を問わず使えますよ。
人気のシアバター、アフリカ原産で、乾燥に抜群の力を発揮します!!
シアバターは、アフリカのサバンナに生えるシアの木の実から採れる植物性のバターです。質感はバターそのもの。保湿や、紫外線による炎症の防止など、スキンケア全般に力を発揮します。
海外の、ある人気ブランドでは、シアバターのハンドクリームが3秒に1つ売れているといわれています。でも、その価格は30mlで1100円と、少しお高め。それならば、手作りで安くたくさん作って、全身にたっぷりと使ってみましょう!!
まずは材料、基本は「シアバター」、「ホホバ油」、「精製水」
1.シアバター…………… 10g
(未精製のバージンシアバターは少し香ばしい香りがします。精製したものは無臭で、どちらを使ってもOK)
2.ホホバ油……………… 20g
(未精製のバージンホホバ油は色が黄色みがかっています。精製したものは透明で、どちらを使ってもOK)
3.みつろう…………………4g
(未精製のみつろうは黄色みがかっていて、みつろう本来の色と香りがします。精製したものは無臭で真っ白で、どちらを使ってもOK)
4.パーム乳化ワックス…… 6g
(パーム油由来の乳化剤で、本来混じり合わない水と油を混ぜる役割をします)
5.精製水……………… 80ml
(コンタクトレンズを洗浄するときに使う精製水。ドラッグストアなどで購入できます)
※純粋なホホバ油は気温が約10℃で白く固まりますが、それは純粋な証拠です。温めて溶かしてから使ってください。
用意してほしいものは「ミニ泡だて器」、あれば便利なものは「ミニゴムべら」と「竹ぐし」
あれば便利なものは「ミニゴムべら」と「竹ぐし」です。「ミニゴムべら」は、できあがったクリームを容器に移すとき、ビーカーにくっついたクリームをかき集めるのにとても便利です。「竹ぐし」は、みつろうなどを湯煎で溶かすとき、材料をざっくり混ぜるのに使います。
材料がそろったら作ってみよう!! コツはひたすら「まぜ、まぜ、まぜ、まぜ…」
1.ビーカーなどの耐熱容器を2つ用意します。1つには精製水、もう1つには精製水以外のものを全部入れます(耐熱容器はモロゾフのプリンの容器でも作りやすいです)。
2.鍋に浅く湯をはり、上の2つの容器を置き、とろ火で湯煎にかけます。精製水は80℃以上になるようにします。シアバターなどが入っているほうは、みつろうなどが溶けやすいように竹ぐしで時々混ぜます。
3.材料が全部溶けて透明になったら、2つの容器を鍋から取り出します。
4.材料が溶けきった容器に、よく温まった精製水を一気に入れます(容器が小さい場合は、混ぜやすい大きめの容器に、精製水と材料を移し替えます)。
5.ミニ泡だて器でひたすら混ぜます。目安は10~15分くらい。とにかく、まぜ、まぜ、まぜ、まぜ…。
6.最初はマヨネーズより固い、ツノが立つくらいの固さですが、15分くらいすると、突然スルッとゆるくなって、乳液くらいの固さになります。
7.ゆるくなったら30秒くらい混ぜて完成です。とろーりとしたクリームが手作りでできるなんて、感動ものです!!
8.ゆるいうちにクリーム容器に移し替えます。ビーカーに残ったクリームはゴムべらを使うときれいに取れます。
9.クリームが完全に冷めたら、フタをします。温かいうちだと蒸気がフタについて、劣化のもとになります。完成品は乳液より固くなり、クリーム状になります。
※防腐剤を使っていないので、2週間くらいで使いきってください。
※できあがるクリームの量は調整できます。上の基本の量をそれぞれ半分にしたり1.5倍にしたりして、好みの量に調整してください。
材料や用具は各地の「生活の木」でそろえることができます。通販でも購入できます。
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