スコットランドのお菓子ショートブレッドとホグマニー(大晦日)
今年は、クリスマスを連想させる赤をベースにしているせいか、「タータン柄」イギリス生まれの菓子メーカーウォーカー社のショートブレッドが店頭にならんでいるのをよく見かけます。
でも実は、ショートブレッドってクリスマスでなく、スコットランドの大晦日(ホグマニー)に食べるお菓子なのだそうです。
スコットランドとは
スコットランドの人口は約530万人(英国全体の約8.4%),面積は約7.8万平方キロメートル(英国全体の約1/3)と,どちらも北海道とほぼ同じ規模です。
(※1)2014年9月よりスタートした,NHK朝の連続テレビ小説。「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝さんと,彼がスコットランドでウイスキー製造法を学んでいるときに出会った妻のリタさんの物語がモチーフとなっています。スコッチ・ウィスキーでも有名ですね。
昔は、とても貧しく、真っ白い小麦粉、真っ白い砂糖、バターはとても貴重で、大切に祝う大晦日(ホグマニー)など特別な時に食べる贅沢なお菓子だったそうです。
「ホグマニー」は、スコットランドで大晦日を意味する言葉です。 スコットランドでは、1640年にクリスマスを禁止された歴史を持ち、新年のお祝いが冬至シーズンのメイン行事となっていて、1958年にクリスマスが再び祝日となりましたが、現 在も多くのスコットランド人が、クリスマスよりホグマニーを大切にしているそうです。
作ってみようバターたっぷりショートブレッド
直径20cm丸形
材料 薄力粉260g グラニュー糖60g バター160g(無塩でないもの)
1、ボールに振るった薄力粉、グラニュー糖、サイコロ状にカットしたバターを入れる。
2、手で生地をひとまとめにして、全体が均一になじむまで、ボールの中で軽くこねる。
3、薄くバターを塗った型に生地を敷き詰める。
4、生地の端を波打つように形をつける。
フォークで生地の表面全体に軽く穴をあける。
5、150度に余熱したオーブンで20~30分焼く。
6、粗熱が取れたら、ナイフで放射状に軽く切り込みをいれて、そのまま冷ます。
7、完全に冷めたら切り分ける
バターたっぷりのショートブレッドは、熱い紅茶と一緒にいただくと、口の中でほろほろと崩れてたまらないおいしさです。
円形に焼いたショートブレッドの間に、クローテッドクリームを挟み、サンドイッチ状にして、上から、とろとろの
イチゴジャムをかけてもおいしいです。
クリスマスやお正月のごちそうに、是非ショートブレッドを加えてみてはいかがでしょうか?