寒い冬はやっぱり鍋! いろんな鍋料理を食べてみよう!

中国では爆発的な火鍋ブームが起きているそう!
スーパーなどでは気温が20℃以下になる10月中旬から、鍋に使う食材や鍋つゆなどの陳列を充実させるといわれています。
何より、鍋は野菜をたっぷり摂ることができ、体も温まるので健康的ですし、家族や友人でお鍋を囲むのは楽しいもの。
最近では、世相を反映したおひとり様鍋の種類も豊富になりましたね。
そこで、意外と知られていない鍋料理をチェックしてみました。
火鍋の流行が肉の単価を上げる?
種類も多く起源にも諸説あり、歴史は明らかになっていませんが、最近、中国全土で大人気なのがおしどり火鍋。鍋の真ん中を仕切って2種類のスープを楽しむもの。
片方に白湯(バイタン)という辛くない白濁したスープ、もう片方には花椒という香辛料が効いた真っ赤な辛いスープを入れます。漢方生薬が使われ医食同源そのもののスープは、新陳代謝が活発になるので美肌になれるそう。肉やキノコなど好きな具を入れて好みのタレでいただきます。
このところ、日本で羊肉の価格が高騰しているのは、中国の爆発的な火鍋ブームが原因だとか。13億人を超す中国の人口を考えると、さらなる需要が見込まれ、羊肉が遠い存在になるかもしれません。
ポトフ、ブイヤベースに続くフランスの鍋料理カスレ
地方によっていくつかの種類があり、家庭によっても具材が違いますが、簡単に言うと、白いんげん豆に肉やソーセージなどの加工肉を煮込んだもの。素朴でボリュームのある料理で、中でも3つの地区のカスレが有名です。
豚の皮やガチョウのコンフィにトマトを使うカステルノダリー風、羊肉に鴨のコンフィとその土地のソーセージを入れるトゥールーズ風、塩漬けの羊肉に山ウズラのコンフィを加えるカルカッソンヌ風があり、それぞれが本家本元を主張するほど。カソールという土鍋のような器で調理されそのままテーブルに出されます。
百年戦争の頃に誕生し、伝統料理としてその地域でレシピや味が守られてきたカスレ。
この風味豊かでエネルギッシュな料理には、同じラングドック地方のしっかりした力強さを持つ赤ワインがぴったりです。
水炊きもいろいろ!博多水炊きはコラーゲンたっぷり
『水を入れて昆布で出汁(だし)を取った鍋』だと思っている人はいませんか?
日本は各地方でそれぞれの味があり、種類も豊富。昆布出汁ベースの水炊きは関西風ですが、九州の博多水炊きはちょっと違います。ぶつ切りにした鶏肉や手羽先などで取った出汁は、骨から出たうま味が凝縮され、白濁したコクのある味わい。まずはこのスープに薬味を入れて一口。初めての人はその飲み心地に驚くことでしょう。野菜は白菜ではなくキャベツを使うのが博多風。ミンチや鶏肉など具材を煮たら、ポン酢やゆず胡椒につけてさっぱりいただきます。
何よりコラーゲンが豊富なので、食べた翌日はお肌がもちもち・ピカピカに! ぜひ一度お試しあれ。
自宅に友人を招き、ワイワイお鍋を楽しもう!
近年はカレー鍋や海鮮チゲ鍋、坦々鍋、タンドリーチキン鍋など世界の名物とコラボした鍋つゆが発売され、人気を博しています。ビタミンやコラーゲンがたっぷり含まれた鍋はヘルシーで美容効果大。洗いものが少なくて済むのも人気の理由のひとつかもしれません。
寒い時には鍋を食べて体の中から温まる!
さあ、今夜の鍋奉行は誰にしますか?