曇りの日に洗濯物は干しても大丈夫?5つのコツと注意点
今回は、曇りの日に洗濯物を干すときのコツや注意点をわかりやすく解説します。
曇りの日でも洗濯物は外干しでOK
ただし、冬場など気温の低い日や、湿度が高くてムシムシする日は、湿度対策をした上で部屋干しした方がよいでしょう。目安としては、気温15度以下、湿度60%以上の日は部屋干しがおすすめです。
曇りの日に洗濯物を外干しして早く乾かすコツ
■1. 一度に干す洗濯物の量を減らす
曇りの日が続くと、つい晴れの日まで洗濯物を溜め込んでしまいがちですが、一度に干す洗濯物の量が多いと、そのぶん湿度が高くなって洗濯物が乾きにくくなります。曇りの日は洗濯物に優先順位をたてて洗濯し、一度に干す洗濯物の量を少なくしましょう。
■2. 洗濯物の間隔を空ける
洗濯物は通気性が良いほど早く乾くので、空気が通りやすいよう、洗濯物同士の間隔は十分空けるのがポイントです。また、長さの違う洗濯物がある場合は、短い洗濯物の両端に長い洗濯物を干す「アーチ干し」にすると、中央に大きな空間ができ、より風が通りやすくなります。
■3. 生地同士が重ならないように干す
衣類は表面と裏面がなるべく重ならないように干すのがコツです。たとえば襟のある服なら襟を立てる、トップスやボトムスは間に大きな空間ができるように筒状に干す、長袖は裾を上にしてバンザイ干しにする、などの工夫を採り入れると、乾かす時間を短縮できます。筒干し専用のハンガーや、パーカーのフードをかける部分ついたハンガーなどの便利グッズを活用するのもおすすめです。
■4. 途中で洗濯物の向きを変える
途中で洗濯物の向きを逆にして、風の当たる面を変えてみましょう。風の強さにもよりますが、洗濯物を干してから3時間後を目安に向きを変えると、洗濯物を効率よく乾かせます。
■5. 乾いたタオルなどを一緒に干す
洗濯物同士の間に乾いたタオルなどを干すと、タオルが周囲の洗濯物の水分を吸い取ってくれるので、洗濯物が乾きやすくなります。ただ、乾いたタオルを干すことによって洗濯物同士が密集すると、空気の通り道がなくなり、かえって逆効果になることもあるので要注意です。
曇りの日に洗濯物を外干しするときの注意点
■1. 洗濯物は14時までに取り込む
一日の気温の変化は季節や地域などによっても異なりますが、基本的に午前9時あたりから上昇し始め、午後2時あたりをピークに、以降は徐々に下降し始めます。空気は暖かいほど水分を多く含む性質を持っているため、気温が下がると抱えきれなくなった水分が空気中に放出され、湿気を帯びるようになります。日が落ちるまで洗濯物を放置していると、せっかく乾かした衣類が湿気を含んでしまいますので、洗濯物は14時頃、遅くとも15時までには取り込みましょう。
■2. 気温が低い日は部屋干しと併用する
春先や晩秋、冬場など、一日通して気温があまり上がらない日は、朝から洗濯物を干しても完全に乾かない可能性があります。特に最高気温が15度に届かない曇りの日は、最初から部屋干しした方が効率よく乾かせることもあります。どうしても外干ししたいときは、日中のみ屋外に干して、夕方以降は部屋干しに切り替えるか、あるいは夜間のうちに洗濯し、朝まで室内で仮干ししておきましょう。