お家でTravel!あの国の、あの料理。作って食べて、雰囲気も味わってみよう《その4》
今回はベトナム『フーティユ』に挑戦です。それでは出発〜!
到着地:ベトナム
日本からの渡航者も多い、経済や商業の中心地で熱気あふれる都市のホーチミン市が有名ですが、首都はハノイです。政治の中心地ということもあり、湖と緑に囲まれ、フランス統治時代の香りも残る、落ち着いた街です。観光地は他にも、ビーチリゾートとしてゆったりと過ごせるニャチャン、世界遺産にも登録された山水画のような景色のハロン湾、激戦の歴史をも含んだ古都の香りが今にも残るフエ。かつて日本人町もあり、交易拠点であったホイアン。フランス統治時代から避暑地として発展し、コーヒーの産地でもあるダラット。周辺に多くの少数民族が暮らし、その中心地となっているサパ。縦に長い国土ですので、飛行機でないと各都市を周遊するには時間がかかりますが、日本からの飛行時間も短めなので、短期旅行先として何度も通う人も多いそうです。
ちょっと覗いてみよう
こちらがバインミー。屋台で買うと、簡易的に紙で包まれて渡されることが多いです。
ベトナムフードは日本人の舌に馴染んだ味のものが多く、挑戦しやすいと思います。野菜が豊富に使われている料理が多く、とてもヘルシー。お店を選ぶコツは、「地元の人がたくさん利用している」ことです。
もうひとつ、試してもらいたいのが「朝の散歩」です。ベトナムの人は、本当に朝からよく動いています。公園に行けば、散歩や太極拳などの運動をしている人を多く見かけます。「コー・トゥオン」「シャンチー」と言われる、独特な将棋を楽しむ人も多く、勝負を見守るギャラリーでワイワイと賑わう光景を見かけることもあります。
朝の散歩の際にはぜひ、屋台で「バインミー」と呼ばれる、フランスパンサンドウィッチを買ってみてください。フランスパンだけを買って帰る人も多く、朝だけしか出ていない屋台も多くあります。バターをたっぷり塗って、パテを塗り、野菜をいっぱい挟んで目の前で作ってくれます。卵焼きや好みのアラカルトを指差しで伝えるのもありです。仕上げに、ベトナムの醤油「ヌクマム」をひとかけして、渡してくれます。テイクアウトのコーヒーも気軽に買うことができますし、朝ごはんにぴったりですよ。
作ってみよう!ベトナムの優しい味「フーティユ」
<材料>およそ4人前
フォー(乾燥)*1 400g
スルメ 1枚
鶏手羽元 5、6本
水 6カップ
塩・こしょう 少々
ヌクマム*2 大さじ2と1/2
パクチー(香菜) お好みで
*1 フォーは輸入食材を取り扱うお店やスーパーなどで手に入ります。戻し方は、メーカーによるので、指示通りに戻しましょう。日本の気候だと少し固めに仕上がることが多いので、気になる場合は、出来上がりの直前にお湯にくぐらせて、好みの固さに仕上げましょう。
*2 ヌクマムがない場合は、ナンプラーでも構いません。ヌクマムもナンプラーもメーカーごとに、味や塩分がかなり違います。表示は目安ですので、好みに調整してください。
<作り方>
1. フォーを戻し始めます。
2. スルメを軽く火で炙ります。その後、ぬるま湯につけて少し柔らかくし、適当な大きさに裂きます。
3. 大きめの鍋に手羽元と水を入れて煮立てます。煮立ったら2のスルメを加えます。アクを取り除き、中火でおよそ20分、加熱します。
4. 一旦、手羽元とスルメを取り出します(3*)。手羽元は骨を取り除いて、肉を細かく裂いて、鍋に戻します。
5. 1.の戻したフォーを加えてひと煮立ちさせます。
6. 塩・こしょう、ヌクマムで味を調えます。
7. 器に盛り付け、刻んだパクチーを散らせば出来上がりです♪
お好みで、フライドオニオンやレモンをトッピングしても、味に変化が出て、美味しいですよ。
*3 するめは出汁として利用したので、保存して、煮物などに利用しましょう。
ベトナムはビールも美味しいです。ぜひ、おうちでベトナム気分を味わってみてください。