<2017年お天気総決算②>日本気象協会が選ぶ2017年お天気10大ニュース・ランキング 1~5位PR
1位 九州北部で大雨による被害(平成29年7月九州北部豪雨)
この豪雨は、気象庁により「平成29年7月九州北部豪雨」と名付けられました。なお、同じ梅雨前線の影響で、5日朝には島根県の一部にも大雨特別警報が発表されました。
■2017年7月5日 九州地方の雨雲の動き
http://www.tenki.jp/past/2017/07/05/radar/9/
2位 雨の10月、秋雨前線と2週連続の週末台風
さらに秋雨前線が停滞した影響もあり、10月の月降水量は全国的に平年より多く、関東地方から九州地方では平年の3倍から5倍の所が多くなりました。大阪430.0ミリ、名古屋530.0ミリ、広島387.5ミリといずれも10月として1位の月降水量を記録、さらに過去3位の月降水量(531.5ミリ)を記録した東京では、11日から25日まで15日連続で降水を観測し、10月としては(※)127年ぶりの連続記録となりました。
沖縄・奄美を除き日照時間もかなり少なく、秋晴れは続かず、曇りや雨の日が多い10月でした。
(※10月1日から10月31日の期間における降水観測日が対象。)
■2017年10月の過去の天気
http://www.tenki.jp/past/2017/10/?selected_type=chart
3位 北・東日本で8月は連日の雨、夏空はどこへ
その影響で、東京都心では天気がぐずつき、8月1日から21日にかけて21日連続で降水を観測しました。8月としては(※) 1977年の22日連続降水に次ぐ統計開始以来2位となり、月間日照時間は83.7時間と1891年の統計開始以来最も少なくなりました。
また、仙台でも7月22日から8月26日まで36日連続で降水を観測し、仙台の夏(6月から9月)の連続降水日数としては、1927年の統計開始以来最も長くなりました。さらに、8月の月間日照時間も57.1時間と統計開始以来最も少なくなりました。
( ※8月1日から8月31日の期間における降水観測日が対象。)
■2017年8月のアメダス(降水量)の記録
http://www.tenki.jp/past/2017/08/?selected_type=amedas&amedas_type=precip
4位 のろのろ台風5号、歴代2位の長寿記録
■2017年7月の衛星画像
http://www.tenki.jp/past/2017/07/?selected_type=satellite
■2017年8月の衛星画像
http://www.tenki.jp/past/2017/08/?selected_type=satellite
■2017年8月7日の近畿地方付近の雨雲の動き
http://www.tenki.jp/past/2017/08/07/radar/6/
5位 台風18号、記録的大雨や暴風で各地に爪痕
■2017年9月17日の西日本付近の雨雲の動き
http://www.tenki.jp/past/2017/09/17/radar/8/
「2017年のお天気10大ニュースランキング」は、気象を中心に、地象や水象などの日本気象協会が取り扱う情報の中から、日本気象協会に所属する気象予報士が、2017年(2017年11月上旬まで)に特に印象に残ったニュースとして選んだものです。(気象予報士100名が印象に残った順に1位から5位を選び、その投票結果を順位によって重み付けを行い、ポイント化したものをランキングにしております。)