華麗に、雄壮に…第61回鎌倉まつり始まる!
政子もみとめた幽玄「静の舞」
舞の中で歌われた「おだまき」の真意とは
うつむきがちに咲くおだまきの花
「吉野山峰の白雪踏み分けて
入りにし人のあとぞ恋しき
静や静しずのおだまき繰り返し
昔を今になすよしもがな」
雪の吉野山での悲しい別れを「静、しず…」と呼んでくれたあの方との時を今に戻すことが叶うのなら…という意味とされています。この歌は『伊勢物語』からの本歌取りと言われています。天下の頼朝の前でこれほど本心を堂々と舞歌った静御前の思いの深さに感服ですね!それゆえに政子も心を打たれ、頼朝も怒りを収めたのでしょう。おだまきは、晩春に花を咲かせますのでちょうど今が見ごろを迎えています。うつむきがちに紫色の花を咲かせます。山に咲く花は日本原産、園芸用に広く使われている品種は西洋オダマキなど、品種改良され色も豊富になっています。
見どころ満載!のスケジュール
午前10時:若宮大路(下馬交差点)~鶴岡八幡宮まで、鎌倉時代の武士の装束を身につけた行列巡行で祭がはじまります。
午後13時半:鶴岡八幡宮・舞殿にて「2019ミス鎌倉」のお披露目
午後14時半:「静の舞」の解説
午後15時:「静の舞」上演開始
朝から丸一日楽しめますね!交通規制などがありますので詳細はリンクサイトをご参照の上、安全に春の一日をお楽しみください。
この後も21日まで鎌倉はお祭り一色になります。最終日には流鏑馬(やぶさめ)がクライマックスを飾ります。いずれも見逃せないですね。どうか良いお天気が続きますように!
出典・引用
・鎌倉観光公式ガイドホームページ(下記リンク)