南の空を彩る一瞬のきらめき~いよいよ極大日を迎える「みずがめ座流星群」
夏の夜空と流れ星
天文的には、従来みずがめ座流星群は北群と南群に分かれていましたが、現在は出現の活発な南群を「みずがめ座δ(デルタ)流星群」と呼びます。観測の目安は南の空・放射点が高くなる深夜からがおすすめです。
夏の夜、南の空に目を向けてみませんか?
今年の極大日は月が下弦を過ぎてから~チャンスは前後1週間!
今夜27日に月が下弦となり新月へと向かいますから、月明かりも徐々に少なくなります。極大日の前後約1週間は見つけやすい流星ですので、8月の第一週までチャンスがあります。
観測できる数は、1時間に数個ほどと少なめですが、ひと晩中流れ続けていますので、気ままに夜空を見上げて、出会えたらラッキー!と思える流れ星です。
ところで、放射点はどこにあるの?
放射点は星座の中ほどにあたり、今の時期ですと真南ではなく、やや南西になります。流星群は放射点から放たれますが、四方八方を翔けめぐりますので、どの方角からも見つけることができるので、南側から見ることができなくてもご安心くださいね。
みずがめ座の手にある瓶の中身は…
明かりの弱いみずがめ座にも物語を作った古き時代に思いを馳せつつ、ゼウスの心境になって夜空を眺めてみる…のも面白いのではないでしょうか。
出典
・国立天文台㏋