「親切」行動であなたの毎日がハッピーに!?「小さな親切」運動スタートの日!
「親切」行動がもたらす人への影響とは?
その中のひとつ「親切は幸せをもたらす」について、カリフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授であるソニア・リュボミアスキーの研究などで、明らかになっています。研究に参加した人々を2つのグループに分け、1グループには1週間に5つの親切を6週間続けて行ってもらい、もう1グループには行わないようにしてもらったところ、親切を行ったグループだけが幸福度の高まりを感じたそうです。また、最も幸福度が高まったのは、1日に5つの親切をしたときなのだとか。
ではなぜ、親切な行動を行うと幸福感を得られるのでしょうか。それは、親切な行動は、脳内で化学物質に変化を起こさせるからだそうです。プラスの感情にかかわる「ドーパミン」や「セロトニン」、絆のホルモンと言われる「オキシトシン」の分泌量が増し、脳内の天然モルヒネと言われる「エンドルフィン」が作られるからだそうです。これら脳内の科学変化は、親切な行いの正しさや、人との関わりによって生まれるものなのだそうです。
今日からできる!小さな「親切」行動をご紹介
それでは、今日からできる「小さな親切行動」をご紹介します。1.店員さんに「ありがとう」と言う。2.誰かを褒める。3.誕生日の人にハッピーバースデーを歌う。4.誰かにお礼状を書く。5.バスや電車でお年寄りに席を譲る。6.献血する。7.誰かのためにプレゼントを買う。8.友人や家族にハグする。9.あとから来る人のためにドアを開けて押さえておく。10.誰かに親切なことをしてもらったら、別の誰かに親切にする。
まずは、1日1回、1週間を目標にチャレンジしてみましょう。親切にすることを楽しむのが大切です。できれば、毎日違う種類の親切をしてみてください。慣れてきたら、範囲を広げたり、匿名で行う親切などに挑戦してみましょう。あなたの親切な行いがプラスの連鎖を生んで、何人もの人が今日、幸福感を得られるかもしれません。今日は、「小さな親切」運動スタートの日、です。
出典:有機化学博士 デイビッド・ハミルトン「親切は脳に効く」(2018)サンマーク出版