有名建築家が設計した施設も!旅行先のメインをはれるぐらいステキな図書館5選
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1.富山市立図書館(富山県)
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TOYAMAキラリの最大の特徴はそのデザイン性。国立競技場を手掛けた世界的建築家の隈研吾(くまけんご)氏が設計し、アルミやガラス、石を組み合わせた外観はとても目を引きます。施設内は2階から6階までが斜めの大きな吹き抜けとなっており、南からの自然光がたっぷりと射し込む造りに。壁には富山県産の杉材の板をふんだんに使用することで、やわらかくあたたかい空気感をつくりだしています。
また、ガラス製造の街として発展した富山市だけあって、建物内には「富山市ガラス美術館」が併設されており、ガラスの芸術作品や工芸品を観賞することもできます。
2.金沢海みらい図書館(石川県)
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江戸時代は北前船の寄港地であったほか、醤油や機械工業などのものづくりが盛んな土地であることから、それらの地域情報に関する蔵書が充実しています。
3.岐阜市立中央図書館(岐阜県)
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建築家の伊東豊雄(いとうとよお)氏が設計したという建物内は特に天井が特徴的。東濃ヒノキを使用した波打つ木製格子屋根となっていて、その天井からは大きな傘のようなグローブが吊られています。吊り下げられたグローブは全部で11個。それぞれの柄は異なったデザインになっていて、各々を見比べているだけでも楽しい時間が過ごせます。
また、こちらの図書館で特筆すべきはその座席数。テラス席を含む他の追随を許さない約900もの座席数は『ここにいることが気持ちいい』、『ずっとここにいたくなる』、『何度でも来てみたくなる』の3つの合言葉を体現。晴れた日には金華山に面してつくられた「金華山テラス」や「ひだまりテラス」、「並木テラス」といった3つのテラス席でゆったりと読書を楽しめます。
市民と共に成長する複合文化施設のモデルとして高く評価されており、2022年には、先進的な活動を行っている図書館に対して毎年贈られる「Library of the Year」に輝いています。
4.ゆすはら雲の上の図書館(高知県)
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こちらは入口で靴を脱いでから入館するという公設の図書館としては珍しいスタイル。外壁や内装には梼原町産の木材がふんだんに使われており、床は棚田を想起させるような起伏に富んだ梼原の大地をイメージした造りになっています。館内には木の床のぬくもりを感じながら寝転んで本を読むスペースがあるほか、ボルダリング設備やカフェも併設。知の拠点として学びの場であるとともに世代間交流ができる憩いの場となっています。
なお、隈研吾氏と梼原町は深い関係性にあり、町内には「雲の上のギャラリー」やまちの駅 「ゆすはら」など隈氏が設計した建築物が点在しています。建築美を巡る周遊を楽しみつつ図書館で一休み、疲れが癒えたらまた町内散策へ・・・といった周遊パターンもオススメです。
※ボルダリング設備はコロナウイルスの感染拡大状況により閉鎖される場合があります。利用したい場合は訪問前に必ず状況を確認してください。
5.武雄市図書館(佐賀県)
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また、コーヒーを飲みながらパソコンで仕事をする人や、喫茶店感覚で図書館を利用する近隣住民もいるため、堅苦しい図書館のイメージは皆無。図書館と書店、カフェが違和感なくつながるオープンな空気の中で思い思いの時間を過ごせます。
隣には約2万冊の絵本に囲まれた「武雄市こども図書館」もあって、ハンモックや砂場を使って親子で過ごせるようになっています。お腹が空いたら「九州パンケーキカフェ 武雄市こども図書館店」で、九州素材で作ったパンケーキが食べられるのも嬉しいポイントです。
岐阜市立中央図書館の木製格子屋根