どんたく、よさこい、ねぶた。祭りの語源が面白い!!

【博多どんたく】語源はオランダ語の「Zondag(ぞんたーく)」

博多どんたくの「どんたく」は、オランダ語の「Zondag(ぞんたーく)」が語源です。意味は「日曜日・休日」。日本のお祭りなのに、オランダ語が語源となっているなんて、意外ですね。
昭和生まれの人には耳なじみのある「半どん」という言葉にも「どんたく」が使われていて、土曜日が午後から半分だけ休みなので「半分どんたく」、略して「半どん」とよばれるようになったそうです。
「博多どんたく港まつり」公式サイト
高知【よさこい祭り】「夜さ来い(今晩来てください)」が語源

土佐弁では「今晩来てください」というとき、「よさこい」といいます。漢字にすると「夜さ来い」。よさこいは元々お座敷などで歌われていたといわれています。高知を代表する民謡「よさこい節」が有名です。今では「よさこい」というと、「夜に来てください」という意味を示すよりも、よさこい祭りのことをよぶ場合のほうが多くなっているように感じます。
残念ながら2022(令和4)年の第69回よさこい祭りは中止となりましたが、10日と11日、規模を縮小した「2022よさこい鳴子踊り特別演舞」が開催され、高知市は両日“熱い”夏となりました。
「よさこい祭り」公式サイト
【青森ねぶた祭】「ねむり流し」の「ねむり」が「ねぶた」に転訛

ねぶたの起源は定かではありませんが、七夕の灯籠流しの変形なのではといわれています。七夕祭りは奈良時代に中国から伝わりました。それとは別に、津軽地方には古来、精霊送りなどの慣わしがありました。これらが一体化して灯籠となり、時代を重ねて、あのような大きなねぶたになったのではと考えられています。
「ねぶた」という名称は、東北地方の「ねむり流し」という風習がもととなっているといわれています。ねむり流しは、眠気を追い払うために、灯籠などを川や海に流す行事です。この「ねむり」の部分が「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
2022(令和4)年の青森ねぶた祭は、自由参加だったハネトを登録制とし、8月2日~7日に行われました。
「青森ねぶた祭」公式サイト