ランニング初心者が服装選びで押さえるべき3つのポイント
そこで今回は、これからランニングを始める方のために、服装選びで押さえるべきポイントや、季節ごとのランニングにおすすめの服装、ランニング初心者が気を付けたいことについて、わかりやすく解説します。
ランニング初心者が服装選びで押さえるべきポイント
■1.吸湿速乾性に長けた素材を選ぶ
ランニング中は大量の汗をかくので、水分を吸って重くなる素材や、長時間乾かない素材の服を選ぶのはNGです。体が動かしにくくなるだけでなく、水分が蒸発するときに一緒に体温も奪われてしまうので、体が冷えやすくなります。体が冷えて筋肉が強ばると、ケガにつながる原因にもなりますので、汗をかいても乾きやすいポリエステル素材の服を選ぶようにしましょう。
■2.ボトムスは伸縮性の高い生地を選ぶ
ランニング中に履くボトムスは、吸湿速乾性に加えて、伸縮性の高い素材を選ぶのがポイントです。伸びの悪いボトムスを履いて走ると、足さばきが悪くなり、動きに支障を来すおそれがあります。ジャージやトレーニングパンツで走ってもOKですが、ランニングを長く続けていくつもりなら、伸縮性が高く、かつ膝などをサポートする機能があるランニング専用のタイツやレギンスを選ぶのがおすすめです。
■3.女性はスポーツ用ブラの着用が必須
走っている間は体が大きく揺れるので、女性がランニングを始めるならスポーツ用ブラの着用は必須です。普通のブラジャーを着けて走ると、ホックやワイヤーが肌とこすれ合い、炎症を引き起こす原因となります。スポーツ用ブラは吸湿速乾性に長けており、かつバストをしっかりホールドしてくれるので、快適に走り続けることができます。
【季節別】ランニングにおすすめの服装
■春や秋は薄手の上着や長袖シャツがあると便利
春や秋は比較的過ごしやすく、ランニングを始めるにはうってつけの季節です。吸湿速乾性に長けた素材を使ったものなら、基本的にどんな服装をしてもOKですが、朝晩は日によって冷え込むこともあるので、薄手のパーカーやウインドブレーカーなどがあると体温調節しやすくなります。また、春・秋は夏ほどではないものの、紫外線が割と強い時期でもあります。油断していると日焼けしてしまうので、日焼け止めを塗る、アームカバーをつけるなど、しっかり紫外線対策を行いましょう。
■夏は暑さと紫外線対策を万全に!
気温・湿度ともに高くなる夏は、暑さと紫外線対策を徹底する必要があります。体に熱がこもると熱中症リスクが高くなりますので、吸湿速乾性の高い半袖Tシャツやタンクトップを着用し、しっかり熱を外に逃がしましょう。紫外線対策の一環で上着を着用するときは、風がよく通るメッシュ素材のものを選ぶのがおすすめです。また、頭にはキャップをかぶり、頭部に直射日光が当たらないよう配慮することが大切です。
■冬は通気性・保温性の高い上着を羽織るのがベスト
気温の低い冬に走るときは、保温性の高い上着や長袖Tシャツを着用し、体を冷えから守りましょう。ただ、走っているとだんだん体が熱くなって汗をかいてくるので、保温性だけでなく、通気性の良い素材を選ぶのがポイントです。一方で、耳や首、手など肌が露出している部分は走っている最中でもなかなか暖まりにくいので、帽子やネックウォーマー、手袋などの着用をおすすめします。
ランニング初心者が気を付けるべきこと
■1.オーバーランに注意
普段あまり運動をしていない人が、いきなりランニングを始めると、筋肉や膝・足首などの関節を痛める可能性があります。最初のうちは早歩きからスタートし、徐々にランニングに移行するなど、体を十分ならしてから走り始めるようにしましょう。限界を超えてオーバーランすると、ケガの原因となるので要注意です。
■2.正しいフォームを確認する
何の予備知識も持たず、自己流のフォームで走り始めると、体に負担がかかってケガにつながるリスクが高くなります。基本の姿勢は、体の軸を真っ直ぐに保ち、視線を正面に向けながら、やや前傾姿勢に走り出すことです。上半身に余計な力はいれず、リラックスして走ると、筋肉や関節に余計な負荷をかけずに済みます。
■3.再々、水分補給する
ランニング中は非常に多くの汗をかくので、こまめな水分補給を心掛けましょう。特に夏場は、水分補給を怠ると熱中症のリスクが高まりますので、ボトルポーチやボトルホルダーを装着して、スポーツドリンクや水を携帯しながら走るようにしましょう。