紫外線対策のための帽子の選び方4つのポイントを詳しく解説
この記事では、紫外線対策に役立つ帽子の選び方や、紫外線対策で帽子を着用するときに気を付けたいポイントをいくつか紹介します。
紫外線対策のための帽子の選び方
■1. つばの広い帽子を選ぶ
紫外線は上から降り注いでくるので、顔や首元にかかる紫外線を防ぎたいのなら、なるべくつばの広い帽子を選ぶのがおすすめです。つばの長さは10cm以内なら、長ければ長いほど良いといわれていますので、服装との相性も考えつつ、なるべくつばの広い帽子をかぶるようにしましょう。なお、10cm以上になると紫外線カット率はあまり変わらないといわれているので、帽子を選ぶときの目安にしてみましょう。
■2. 黒・ネイビーの帽子を選ぶ
帽子のUVカット率は色によって変化します。白やベージュなど淡い色の帽子は紫外線を通しやすいので、紫外線対策にはあまり適しません。一方、黒やネイビーのような濃いめの色は紫外線を吸収し、透過を防ぐ効果が期待できます。
■3. UVカット効果のある帽子を選ぶ
黒やネイビーは紫外線対策に適している一方、熱を吸収しやすいというデメリットがあります。特に日差しが強い日は頭部に熱がこもりやすくなるので、暑さが気になる方は、紫外線反射材を織り込んだUVカット仕様の帽子を選びましょう。UVカット帽子なら、どの色を選んでも紫外線をカットできるので、気温が高い日でも快適に過ごせます。
■4. 目が細かい作りの帽子を選ぶ
目の粗い作りの帽子は通気性が良いところが利点ですが、紫外線も肌に通してしまいやすいので、UVカット効果は低下してしまいます。紫外線をしっかり予防したいのなら、なるべく目が細かいつくりの帽子を選ぶのがおすすめです。
そもそも帽子は紫外線対策になる?
紫外線対策のために帽子を着用するときの注意点
■1. 長時間かぶるのは避ける
帽子をかぶっていると、何もつけていない時に比べて頭部が蒸れたり、締め付けによって血行が悪くなったりすることがあります。頭皮の炎症や髪質の悪化を避けるためにも、帽子をかぶって外出するときは定期的に帽子をはずし、汗を拭いたり、頭皮を軽くマッサージしたりすることを心がけましょう。
■2. 他のUVカットアイテムを併用する
つばの広い帽子をかぶると、顔から首元にかけての紫外線をカットできますが、100%紫外線を予防できるわけではありません。帽子をかぶっていても、肌が露出している部分はしっかりとムラなく日焼け止めを塗る、日傘を使う、ラッシュガードやアームカバーを着用するなど、他のUVカットアイテムを併用すると、より紫外線対策を徹底することができます。
■3. UVカット帽子の寿命に注意
UVカット帽子は、加工方法によって「コーティングタイプ」と「織り込みタイプ」の2種類に分類されます。
コーティングタイプとは、帽子の表面に紫外線をカットする成分を塗布したものです。比較的リーズナブルな価格で購入できるところが利点ですが、経年劣化や洗濯によってコーティングが剥がれてしまうことがあります。商品によってはワンシーズンしか保たないものもありますので、翌年以降は新しい帽子を購入するか、あるいは布用のUVカットスプレーを吹き付けてメンテナンスする必要があります。
一方の織り込みタイプは、紫外線をカットする機能をもつポリエステルなどの素材を織り込んで作られたものです。素材そのものにUVカット効果があるため、年数が経過したり、繰り返し洗濯したりしても、UVカット効果が低下する心配はありません。コーティングタイプに比べると価格は割高ですが、長く使いたい場合は織り込みタイプを購入するのがおすすめです。