七五三での両親の服装にマナーはある? 4つの基本を解説
七五三での両親の服装マナー 4つの基本ポイント
■1. 父親はスーツ・母親は華やかで上品な服を選ぶのがポイント
七五三のお詣りでは、子どもは着物や袴を着用しますので、ご両親の服装もフォーマルに寄せるのが基本です。お父さんならスーツ、お母さんならお祝い事にふさわしく、華やかで上品な服装を選ぶのがポイントです。子どもに合わせて和装を選択しても良いですが、3歳や5歳のお子さんのお世話をする際、やや動きにくいのが欠点です。子どもも慣れない和装で砂利道を歩いたり、階段を上ったりすると服装が乱れやすいので、いざというときにしゃがんだりかがんだりしやすいよう、ワンピースやセレモニースーツを選ばれる方も多いようです。ただ、神社やお寺でご祈祷を受けるときは正座になりますので、スカート丈が短くなりすぎないよう注意しましょう。
■2. 夫婦で服装の格をそろえる
お母さんが和装やフォーマルなワンピースを着用しているのに、お父さんがシャツにジーンズなどの軽装をしていると、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。とくに和装は洋服より格式が高いので、お母さんが和服を着る場合は、お父さんもフォーマルスーツを着用するなど、夫婦で服装の格をそろえることを意識しましょう。
■3. マタニティママや授乳中ママの服装ポイント
七五三は3歳・5歳・7歳が対象なので、時期的に妊娠中または小さな乳幼児を抱えているお母さんも多いでしょう。神社やお寺は砂利や石畳、階段など、足元が不安定なところも多いので、マタニティママはなるべく歩きやすい靴+体を締めつけすぎない服装を選ぶのが基本です。また、七五三のお詣りやご祈祷は時間がかかることもありますので、授乳中のママは授乳に適した服を選びましょう。
■4. 気温が低いときは洋服+コートがおすすめ
11月15日は秋も深まり、気温が下がってくる時期でもあります。11月の気温は地域によって異なりますが、主要な地域の平均気温は以下のようになっています。[注1]
札幌:4.9℃
仙台:9.4℃
東京:12.1℃
新潟:10.3℃
名古屋:12.2℃
大阪:13.6℃
広島:12.5℃
福岡:13.8℃
那覇:22.1℃
※平年値(1981~2010年)
那覇を除いた他の地域では、11月にもなると月の平均気温が15℃を下回るようになります。地域によっては昼日中に出掛けても寒さを感じる時期ですので、その日の気温や天気によっては、コートを羽織れる洋服を選んだ方がよいでしょう。
[注1]気象庁:過去の気象データ検索
七五三での両親の服選びのNGポイント
■1. 子どもより目立つ服装はしない
七五三の主役はあくまで子どもですので、子どもよりも目立つ服装をするのはNGです。派手な色柄やアクセサリーの着用を控えるのはもちろん、和装なら訪問着や色無地、付下げなど、晴れ着を着た子どもより格下の準礼装・略礼装を選ぶのが基本です。
■2. カジュアル過ぎる服装は避ける
現代の七五三は、以前と比べると略式なものになりましたが、神事であることに変わりはありません。主役である子どもはもちろん、両親も基本的には正装を心がけ、参詣やご祈祷に臨むのがマナーといえます。ジーンズやスウェット、ジャージなどカジュアル過ぎる服装や、ミニスカート、キャミソールといった肌の露出が多い服装を選ぶのは控えましょう。足元も、スニーカーやサンダルなどは控え、服装に合わせて革靴や草履、ヒールなどを合わせるのが理想です。ただ、マタニティママは転倒の危険性もありますので、ヒールの低い靴を選ぶようにしましょう。
七五三のお詣りに行く前は気温や天気をチェックしよう
日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の予想気温や天気を考慮して適切な服装を提案する「服装指数」をWeb上で公表しております。当日を含め、10日間分の服装指数を掲載していますので、七五三のお詣りに行く予定がある場合は、ぜひ当日の服装の参考にしてみてください。