健やかに乗りきる! 今から夏にそなえましょう
太陽と仲好くなりましょう、日光浴で骨丈夫に、夜もぐっすり!
だからといって夏の太陽をむやみに浴びるのは、お肌にもからだにも良いことではありません。そこで提案です。足先なんていかがでしょうか? 足湯のように足日光浴です。これからの季節は風のとおる木陰で、30分くらい靴と靴下をぬいで足日光浴をしてみませんか? 靴に押しこまれた足を開放してお日さまの光にあてて温めてあげましょう。
日光浴にはまだいいことがあります。体内時計として働くセロトニンというホルモンが脳内で分泌されます。朝起きたら朝日を浴びましょう、と聞いたことありませんか? セロトニンが昼間しっかりと分泌されていると、良い睡眠を導くメラトニンが分泌されるのです。メラトニンを分解してしまうのが、携帯電話が発する電磁波です。寝る前に携帯電話は遠ざけて、といわれるのはこのような理由があるのです。夜の睡眠がどうも上手く取れない、という方はぜひ朝日を浴びて体内時計をリセットするところから始めてくださいね。
肌を鍛えましょう! 汗はちゃんとだしていますか?
もう一つ、これから暑くなったときのお風呂の効果も見逃せません。昼間たっぷり汗をかいたのだからシャワーでさっぱりしたらもう充分、と思っている方いらっしゃいませんか? 汗をかき冷房で冷やされてしまった身体の中は意外に冷えているものなのです。暑い夏でも湯舟にはいると「あったかくて気持ちいい!」と思うでしょう? 湯舟につかって身体の芯をしっかりと温めることは暑い夏だからこそ大切なのです。お風呂から上がる前にできれば水で身体の表面を冷やしておくと、汗がいつまでもでも止まらない、ということもさけられさっぱり感が増しますよ。
なんといっても水分摂取が大切です!
手をかけずに気軽な方法を提案します! 夜寝る前にポットやボトルに水と好きなお茶の葉、コーヒーもいいですね、それを入れて冷蔵庫で冷やしておきます。翌朝には水だしの美味しいお茶、コーヒーができ上がります。低温で抽出するので余分なアクも出ず失敗のないすっきりとした美味しさです。朝の忙しいときにお湯を沸かしたり、なんてしなくて大丈夫。ぜひ試してください。
せっかくですから、夏向きの身体にいいお茶をいただきたいですね。私のおすすめはハイビスカスティー。透き通った赤い色が夏の暑さのなかエネルギーを感じさせてくれますが、それだけではありません。ビタミンC、カリウム、クエン酸と夏の身体に必須なものが詰まっており新陳代謝を促進してくれます。また胃がちょっと重い、食欲が落ちたかなという方にはミントティーはいかがでしょうか? さわやかな香りが胃もたれも少し楽にしてくれそうです。
日光浴やお風呂、お茶はどれも毎日の生活の中にあってこそ、すこやかな健康を支えてくれます。ささやかなことですが、暑い夏を元気に乗り越えるには日々の積み重ねが大切なんですね。
参考:
『家庭医学大事典』小学館
『食の医学館』小学館