地球の「傾き」から生まれた季節の変化。知っておきたい「二至二分」「四立」とは?
四季の移り変わりがあるのは、絶妙な地軸の傾きのおかげ
画像:国立天文台
もし、自転軸に傾きがなく公転面に対して垂直になる場合は、太陽は常に赤道上にあって季節の変化はなくなるでしょう。このような惑星には、水星や金星があります。一方、天王星のように自転軸が公転面に対して横倒しになると、極端に昼の長い夏と極端に夜の長い冬があり、非常に激しい季節の変化が生じてしまいます。私たちが季節の変化を楽しむことができるのは、地球が適度に自転軸を傾けたまま公転しているからなのですね。
季節の変化を表す指標 「二十四節気」は、太陽の運行からつくられた
画像:国立天文台
季節を分ける上で特に重要な役割をもつのが、「冬至・夏至」の「二至(にし)」と「春分・秋分」の「二分(にぶん)」。合わせて「二至二分」といいます。 「至」には、物事が行き着くところという意味があります。北半球の場合、冬至は昼がいちばん短くなる日、夏至は昼がいちばん長い日となり、季節が極まる頂点。「分」は、分かれ目をあらわし、春分と秋分は太陽が真東から上り真西に沈む日で、それぞれ春と秋の中間地点ということになります。
黄道上で太陽の黄経(黄道座標の経度)が0度になるのが春分点で、この時刻を含む日が春分の日になります。太陽の黄経が90度、180度、270度になる時刻がそれぞれ、夏至、秋分、冬至にあたり、春分を起点に太陽が黄道を一周すると、春夏秋冬の季節が巡ることになるのです。
はじまりの「四立」と、中心となる「二至二分」を意識してみましょう
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、彼岸の中日はそれぞれ春分の日と秋分の日。春分を迎えると、夏至に向けて日がどんどん長くなっていきます。桜の開花を待ちながら、明るさを増す陽光を楽しみたいですね。
◎立春(315度):2月4日
◎春分(0度):3月21日
◎立夏(45度):5月05日
◎夏至(90度):6月21日
◎立秋(135度):8月07日
◎秋分(180度):9月23日
◎立冬(225度):11月07日
◎冬至(270度):12月22日
参考サイト
国立天文台
天文学辞典(日本天文学会)