生涯にわたって成長し続ける!「ガールスカウト」は、大人女子も参加できます
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ガールスカウト日米友好の像(横浜・山下公園 1962年)
まだまだ新緑を楽しみたい季節です。梅雨入り前の貴重な晴れの日は、ピクニックやハイキング、イベントなどに積極的に出かけたいですね。 5月22日は「ガールスカウトの日」。この週末は、各地域でさまざまな関連イベントが開催されます。ガールスカウトは、小さい女の子だけのものではなく、何歳になっても参加できます。「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」をポイントに活動するガールスカウトを、ぜひ体験してみましょう。
私たちも活動したい!少女たちの声から誕生したガールスカウト
1908年にイギリス人のロバート・ベーデン=パウエル男爵(愛称B-P、1857年2月22日 ~1941年1月8日)によってボーイスカウトが発足し、その活動が評判を呼びます。翌年には、B-Pに少女たちが「Something for Girls, too!(私たちも活動したい!)」と直談判。1910年には正式にガールスカウトとして組織化され、B-Pの妻オレブに委ねられます。彼女がつくり出したガールスカウトは少女たちの素質と才能を引き出し、社会に役立てるためのプログラムは、女性たちの共感を呼び世界中に広まっていったのです。
2020年、日本で100周年!戦後間もなく女性たちの手で再スタート
日本に伝わったのは1920年(大正9年)。第二次世界大戦中の休止を挟んで、1947年(昭和22年)に早くも活動が再開されます。合言葉は、「誰の手を待つまでもなくわたしたちの手で」。日本の未来を担う少女たちに力をつけること、明るい未来を見せることを目標に、女性たちが立ち上がり再スタートの日を迎えたのです。 この日を記念して、5月22日は「ガールスカウトの日」とされました。
経験し学び続ける!ガールスカウトジャーニー
ガールスカウトには入会条件はなく、就学1年前の少女から成人女性もが参加できることをご存知でしたか。日本では、5歳から100歳を超える女性まで、約4万人が在籍しています。さまざまな年代の女性たちが一緒に学び、活動しているのですね。 ガールスカウトでは、成長ステージに合わせてそれぞれの育成目標があります。一生を通して学び続ける、いわば「生涯教育」なのです。 テンダーフット(就学前1年)は「豊かな感性をもつ」、ブラウニー(小学 1~3 年生)は「自分を表現する」、ジュニア(小学4~6 年生)は「仲間と協力する」。シニア(中学生)は「体験を通して自分を見いだす」、レンジャー(高校生)は「責任ある立場で自分を生かす」、成人(18歳以上)は「創造的な生き方を目指す」というように、成長ステージごとに呼び名も異なり、目標もより高く広がりのあるものに変化していきます。 現在、2020年の100周年にむけて全国でイベントが行われます。ぜひ、地域の情報をチェックして、ガールスカウトの活動を体験してみてはいかがでしょうか。 参考サイト 公益社団法人 ガールスカウト日本連盟
札幌出身、神奈川県在住。大学にて古美術とバイオリン、セツ・モードセミナーにてフランス文化を学ぶ。広告企画制作、雑誌編集を経てフリーライター。現在5歳の娘の育児奮闘中。酒場生活に別れを告げ、美味しいパ...
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