夏の疲れた肌をいたわる、秋のスキンケア
エアコンでの乾燥、汗や紫外線の影響など、夏の間に受けたダメージが蓄積されて、肌はかなりお疲れ気味。そこで、この時季こそ夏に受けたダメージを補いつつ、また、きたるべき冬の過酷な環境に向けたスキンケアが大切になってきます。今回は、秋のスキンケアのポイントを見ていきましょう。
涼しくなってきたこの頃。日焼け止めはもう不要?
行楽に最適なシーズン。日焼け止めを忘れずに!
でも、季節や天候に関係なく、年間を通じて紫外線は降り注いでいます。そのため、日焼け止めを塗らなくてよい時期はない、といっても過言ではないでのです。もちろん時季によって紫外線の強さや量は異なりますが、積もり積もればそのダメージは大きなものになります。
また、主に肌の表面で吸収され、日焼けやシミの原因となるUVBは晩夏から秋にかけて減少するものの、一方で、照射量が多いうえに浸透力が高く、シワやたるみの原因となるUVAは、年間を通じてさほど大きな変化はありません。
さらに、全紫外線のうち約95%を占めるUVAの照射量が最も多くなるのは5月頃ですが、最も少ない12月でも、5月の半分ほどの量があります。陽気のよい秋は外出も増えがちですので、日焼け止めクリームなどのUV対策を忘れないようにしたいものですね。
参照:花王「スキンケアナビ/紫外線の影響」ほか
秋になるとゴワゴワ肌が増え、乾燥も気になります
乾燥した肌は、外部の刺激に弱くなります。不要な角質は、くすみの原因に。
そんな時は、スクラブやピーリング効果のある化粧品で古い角質を除去するのが効果的。ただしやりすぎは禁物です! 自分の肌に合った角質ケア商品を使用して、週1~2回を目安にケアするようにしましょう。
参照:ジュエルロティ「秋のスキンケアで冬の肌が決まる!?角質ケアを行う理由」ほか
また、夏に受けた紫外線のダメージは肌の乾燥も招きます。さらに、外部の刺激から肌内部を守り、体内の水分が蒸発しないように防いでくれる「バリア機能」も低下しがちに。これから冬に向けて空気が乾燥すると肌の乾燥も進みますので、そのまま放っておくと肌あれの原因になり、肌の水分がより蒸発する悪循環を生み出しかねません。
そこで大事にしたいのが、基本の保湿ケアです。朝・晩の洗顔後に、なにはともあれ保湿を意識したスキンケアに取り組みましょう。
参照:スキンケア大学「秋にやりたい保湿ケア」ほか
美肌のためには、食事も大切
タンパク質も忘れずに取りましょう。さんまや秋鮭、戻りカツオなどの魚類もおいしい季節。
美肌のために必要な栄養素にはさまざまなものがありますが、ここでは、肌の生まれ変わりを促す代表的な栄養素をピックアップしていきましょう。秋に旬を迎える食材もあげていますので、参考にしてくださいね。
◎タンパク質:細胞の材料となる/肉、魚、卵、大豆製品など
◎ビタミンB:代謝を助ける/豚肉・大豆・レバー・卵、きのこなど
◎ビタミンA:粘膜の保水力を高める/レバー・うなぎ・青魚・緑黄色野菜(かぼちゃ、にんじん)など
◎ビタミンC:コラーゲンの生成にかかわる/さつまいも、ブロッコリー、かんきつ類など
◎ビタミンE:活性酸素から肌を守り、血行をよくする/ナッツ類、植物油など
参照:HOKUTO「きのこらぼ/夏のダメージ肌は食事で回復!秋に向けた美肌を準備しよう」ほか