5月28日は「花火の日」。日本で一番最初に花火を見た人物とは?
そして日本に花火がやってきたのは江戸時代のこと…。職人たちの手によって幾度となく改良が行なわれ、現在の花火ができあがりました。
今回は、花火の歴史と逸話をご紹介します。
江戸で大流行の花火!初めて花火を見た人物って?
日本で初めて花火を見たのは徳川家康
このように、はじめは外国製の花火を立てていましたが、後に国内でも花火の生産が始まります。新しい物好きの江戸っ子の間で、花火は大流行…。しかし一方で、花火が原因の火事が多発することになってしまいました。「これではいかん」と思った江戸幕府は、「花火禁止令」を出します。
江戸時代の家屋は木材や紙でできていたため、火災が発生しやすかったのでしょう。私たちも花火をする際は、火の扱いに充分注意しないといけませんね。
隅田川の花火大会。花火に込められた想い
隅田川上空に咲く花火
現在日本で行われている伝統的な花火大会は、「戦没者慰霊」や「災害による死者の供養」などを目的として開催され始めたと言われています。他にも「豊作祈願」のために花火を打ち上げる地方もあるそうです。
このように、花火大会発祥の理由はその大会によって様々です。みなさんも花火大会に行く前に、発祥の理由などを調べて見てはいかがでしょうか。毎年見ている花火が、ちがった風に見えてくるかもしれませんよ。
楽しみ方が違う?海外の花火事情
しかし、面白いのは国ごとに花火の楽しみ方が違うということ。イタリアやスペインでは、花火が上がる「音」を楽しむのだそうです。花火が打ちあがる音が小さいとブーイングまで起こるのだとか…。どうやら花火が爆発するときの音だけを競う大会もあるそうですよ。
日本の花火大会は「鎮魂」から発祥したものが多いのに対し、海外は「祝い事」から発祥したものが多いことが関係しているのかもしれませんね。