花粉シーズンに自転車に乗るときの対策や注意点を徹底解説
そこで今回は、花粉シーズンに自転車に乗る場合の花粉の影響や、自転車に乗るときの花粉対策、花粉症がひどい人が自転車に乗りたいときの対処法をご紹介します。
花粉シーズンに自転車に乗っても大丈夫?
普通に歩いていても呼吸によって花粉を吸い込むリスクはありますが、花粉を含んだ風を真正面から受けた場合の方がより多くの花粉を取り込んでしまうおそれがあります。自転車以外で通勤・通学する手段がある場合は、なるべく別の方法を利用した方がよいでしょう。
どうしても自転車に乗りたい場合は、歩行時よりもしっかりとした花粉対策を心がけることが大切です。
自転車に乗るときの花粉対策
■1. スポーツ用のマスクを装着する
一般的なマスクはあまり通気性が良くないため、自転車を漕ぐときに装着すると息苦しさを覚えることがあります。マスクの内部が蒸れやすく、女性であればメイク崩れの原因になりますし、メガネやサングラスをかけている場合はレンズが曇ってしまうこともあります。
また、一般的なマスクは耳にかける紐の部分が簡易的な造りになっているため、強い風を受けるとマスクが外れてしまう可能性があります。
以上の理由を踏まえ、自転車に乗る場合は一般的なマスクではなく、スポーツ用のマスクを装着するのがおすすめです。スポーツ用のマスクは通常のマスクよりも通気性に優れており、かつフィット力が高いので、自転車に乗っていても快適に装着することができます。
スポーツ用マスクは製品によって機能や性能が異なりますので、自転車に乗るシーンや目的に応じて最適なものを選びましょう。
■2. 花粉用メガネをかける
花粉は目からも体内に侵入しますので、自転車に乗るときは花粉用メガネを装着するのがおすすめです。花粉用メガネは通常のメガネとは異なり、レンズの周りにガードがついているため、隙間から花粉が入りにくい仕様になっています。
花粉用メガネは度付きタイプと度なしタイプの2種類から選べますので、視力矯正が必要な人も、そうでない人も使用可能です。
なお、花粉用メガネもスポーツ用マスク同様、製品によって機能や性能に違いがあります。自転車に乗っているときにメガネがずれないか気になるという人は、つるの部分がバンドになっているスポーツ向けの花粉用メガネを検討してみるとよいでしょう。
■3. 花粉が付着しにくいアウターを着用する
花粉の付着率は着用している衣類の素材によって異なります。衣類の素材は複数ありますが、なかでも花粉が付着しやすいのがウール製品です。自転車に乗るときはウール製のアウターや衣類を着用するのは控えましょう。
逆に、綿やナイロン製の衣類は花粉が付着しにくいので、花粉対策におすすめです。
花粉症はひどいけれど自転車に乗りたいときは?
■1. 花粉症の薬を飲む
既に花粉症にかかっている人が自転車に乗る場合は、出かける前に花粉症の薬を服用するという方法もあります。
花粉は粒子が細かく、ほんのちょっとした隙間から体内に侵入するので、花粉用メガネやスポーツ用マスクなどを装着していても花粉の影響をゼロにすることはできません。花粉症の薬を服用して、体の内部からも対策しておけば、花粉症の症状を緩和することが可能です。
なお、花粉症の薬の中には、服用後に眠気が出るものもあります。通勤や通学で自転車に乗る人や、長時間自転車に乗る予定の人は、眠気が出にくい薬を選ぶか、病院で処方してもらいましょう。
■2. インドアトレーニングに切り替える
趣味で自転車に乗っている人は、花粉シーズンのみインドアトレーニングに切り替えるのもひとつの方法です。室内で使えるインドアバイクなどを導入すれば、屋外に出なくても定期的にトレーニングすることができます。
インドアバイク以外にも、自宅で筋トレをしたり、ストレッチを続けたりしていれば、花粉シーズン中に筋力や体力が落ちるのを防ぐことができます。