島根県出雲市で8日、市道にある照明灯が倒れ、巻き込まれた小学生が大けがをしたのを受けて、道路を管理する出雲市が9日午後から市内の照明灯を緊急点検しました。
照明灯が倒れたのは、出雲市大津町の市道です。8日午前7時40分頃、高さ約6メートル、直径約15センチの照明灯が根元から折れ、その時歩道を歩いていた小学2年生の児童にあたりました。この児童は、右足の骨を折る大けがをしました。
近所の住民:
(この道路は)子どもが歩いたり自転車とか車も多いし、こんな身近で事故があるとは、私も怖いです。
市によると、倒れた支柱は根元部分が腐食していて、この部分が8日の強風で折れたと見ています。
宍道正五記者:
倒れた照明灯と同じタイプの支柱を見ますと、根元部分がさびていることが分かります。
工事関係者:
それなりに腐食している。緊急に工事しているところ。
市は、腐食の原因として地面と支柱の隙間に雨水などが入ったためと考えていて、急遽、根元をコンクリートで覆う工事に着手。9日午後からは、市が管理する照明灯約1800本の緊急点検を始めました。市は、通学路に設置されている照明灯の点検を優先させて進め、合わせて詳しい原因を調べることにしています。