長崎県では9日夜遅くにかけて雪を伴った暴風に警戒が必要。山地では10日明け方にかけて、平地では9日夜のはじめ頃から10日明け方にかけて大雪のおそれがある。朝は氷点下の寒さで、水道管の凍結に注意が必要だ。
今シーズン一番の寒気
長崎地方気象台が発表した「暴風雪と大雪に関する長崎県気象情報第5号(1月9日午後4時27分発表)」によると、九州北部地方では10日にかけて上空約1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。
このため長崎北部、壱岐・対馬、五島では、9日夜遅くにかけて雪を伴った北西の非常に強い風が吹き、10日明け方にかけてしける所がある。
平地でも10日明け方にかけて大雪
長崎県の山地では10日明け方にかけて、平地では9日夜のはじめ頃から10日明け方にかけて大雪となるおそれがある。
<風の予想>
9日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
長崎南部の海上 18m(30m)
長崎南部の陸上 14m(25m)
長崎北部の海上 20m(30m)
長崎北部の陸上 17m(30m)
壱岐・対馬の海上 20m(30m)
壱岐・対馬の陸上 17m(30m)
五島の海上 20m(30m)
五島の陸上 17m(30m)
<雪の予想>
9日午後6時から10日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で以下の通り
長崎南部山地 5cm
長崎北部山地 5cm
長崎南部平地 3cm
長崎北部平地 3cm
壱岐・対馬 2cm
五島 2cm
(山地は標高200mを超える地域)
朝は氷点下に…水道管の凍結に注意
長崎地方気象台は10日の最低気温を氷点下と予想している地域もあり、五島をのぞく県内全域に低温注意報を発表している(9日午後6時現在)。積雪や路面の凍結による交通障害、水道管の凍結に注意が必要だ。
屋外に露出している水道管などが凍結しやすく、タオルや保温材などを巻き付けたり、メーターボックス内を保温したりすることで防ぐことができる。
特に高台の住宅は気温が下がりやすく凍結の恐れがあるとして、長崎市上下水道局は割りばし1本分の太さの水を出しっぱなしにするなど対策を呼び掛けている。
(テレビ長崎)