この冬、最も強い寒波により１０日朝にかけて雪の範囲が広がり、山沿いでは平年の２倍近い積雪となっています。寒波のピークは過ぎたとみられますが、交通への影響は続いています。
８日から上空に流れ込み始めた寒波は９日夜にかけて特に強まり、北部をはじめ南部の内陸のエリアにも積雪が広がりました。
中でも北広島町八幡では午前１１時までに県内最大となる１００センチ超えの積雪が観測され、そのほかの山沿いでも積雪が平年のおよそ２倍に上っています。
さらに広島市内でも。
【山北記者】
「慰霊碑前の平和の池、表面が凍てしまい一面がスケートリンクのよう」
１０日朝の最低気温は県内ほぼ全ての観測地点で今シーズン最も厳しい冷え込みとなりました。
【街の人は】
「（雪も舞ってますが）こんなに寒いとは思わなかったですね」
寒波のピークは過ぎたとみられますが交通への影響は続いています。
広島電鉄によりますと高速バスでは広島から山陰方面に向かう便が、１０日は終日運休。
ＪＲでは芸備線の備後落合と三次の間、福塩線の府中と三次の間でそれぞれ終日の運転取りやめなどとなっています。
