県内では路面の凍結による交通事故が相次ぎ、佐世保市では消防車が脱輪する事故もありました。
KTN記者
「凍結した路面でスリップした消防車が脱輪した状態で止まっています」
佐世保市知見寺町の県道151号佐世保‐世知原線では救助活動を終えた消防車が脱輪する事故が起きました。
消防車はタイヤにチェーンを装着していました。
また、この事故現場の近くでは、40代の男性が運転する普通乗用車が竹やぶに突っ込んだほか、複数の車両が凍った路面で立ち往生したため、一時通行止めになりました。
立ち往生したドライバー
「(タイヤは冬用?)いいえ違います。つくづく思いました。もうこんな無謀なことしません」
付近の住民
「家はすぐそこ。明日仕事行かないと行けないので母の家に避難します」
また、佐世保市針尾中町の国道202号でもトラックと軽乗用車が凍結した路面でスリップし、正面衝突する事故がありました。
軽乗用車を運転していた30代の男性は佐世保市内の病院に搬送されました。
県警によりますと、県内では10日午後3時までに雪にまつわる163件の交通事故が起きていますが、大きなけがをした人はいないということです。
このあと県内で大雪のおそれはなくなりましたが、気象台では引き続き、雪や路面凍結に備え、車の運転に注意するよう呼びかけています。