能登半島地震と豪雨で大きな被害を受けた石川・輪島市で、1年遅れとなる「二十歳の集い」が11日に開かれました。
輪島市立輪島中学校で開かれた二十歳の集いには2023年度、20歳を迎えた125人が出席しました。
輪島市では2024年の元日に発生した能登半島地震の影響で2024年1月に予定していた二十歳の集いが中止となり、11日に1年遅れの開催となりました。
「昨年、式を目前に突如として起こった能登半島地震。当たり前の日常はかけがえのないものだということを知らせる出来事でした」「この町に住む一人一人が周りを思いやる気持ちを持っていたからこそ、今も助け合いながら諦めずに生きていられるのだと思います」と、参加者のスピーチが行われました。
参加者たちは色鮮やかな振り袖や髪飾りを身にまとい、改めて新たな人生の門出を家族や友人たちと祝っていました。
参加者は「みんなきれいになって元気そうで良かった」「無事にまた集まることができて、うれしい。ことしは平穏な1年になればいいかなと思います」と話していました。
輪島市では12日、2024年度、20歳を迎えた新成人の式典も開催されます。