東北旅行に適した服装を季節別に詳しく解説
今回は、東北旅行に適した服装を季節別にご紹介します。
春の東北旅行に適した服装
宮城、福島を除く東北4県(青森、秋田、岩手、山形)は、地域によってはまだ雪が残っているところもあり、かなり冷え込むことが予想されます。
関東以南を基準に服装をコーディネートすると、冷えに悩まされる原因となりますので、ダウンジャケットや厚手のコートに加え、マフラーや手袋、帽子などの防寒グッズを身に着けた方がよいでしょう。
5月になると厚手のアウターは不要となる日が多いですが、その日の天気によっては肌寒さを感じることもあります。マウンテンパーカーやカーディガンなどのライトアウターを用意して、必要に応じて体温調節することをおすすめします。
夏の東北旅行に適した服装
東北は例年、6月中旬~下旬に梅雨入りし、7月半ば~下旬あたりにかけて雨が降りやすくなります。[注1]
旅行中に雨に降られた場合を想定して、吸湿速乾性の高いインナーを着用したり、携帯できるレインウェアを用意したりして、しっかり対策しましょう。
東北は他の地域に比べると涼しいというイメージがありますが、梅雨明け後の夏は真夏日になることも少なくありません。半袖など涼しい格好を意識するのはもちろん、帽子や日傘、アームカバー、日焼け止めなどで紫外線対策を行うことも忘れないようにしましょう。
なお、夏場でも自然の多い場所は、日中と朝晩の寒暖差が大きくなる場合がありますので、あらかじめ旅行先の天気や予想気温をチェックしておきましょう。
[注1]気象庁:令和4年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
秋の東北旅行に適した服装
10月に入ると暑いと感じる日はあまりなくなり、日中でも重ね着が必要になるケースが増えてきます。陽が差す日でも、長袖一枚で出かけずに、ジップアップパーカーやニットのカーディガンなどを持参して、さっと羽織れるようにしておくとよいでしょう。
晩秋の11月に入ると、地域によっては冷え込みが厳しくなり、厚手のジャケットやコートなどが必要になる場合があります。11月の東北は紅葉シーズンで、山に出かける人も多いと思いますが、麓よりさらに気温が低くなりやすいので、マフラーや手袋、帽子、ネックウォーマーなどで念入りに防寒することが大切です。
アウトドアを楽しむときは保温性だけでなく、防風性の高いジャケットやウインドブレーカーを着用すると、寒さをしのぎやすくなります。
冬の東北旅行に適した服装
ダウンジャケットやニット、裏起毛のボトムスなどで寒さ対策をするのはもちろん、足元も防水性の高い長靴やブーツを履いて積雪に備えることが大切です。
インナーは、水分を吸収する際に熱を発する吸湿発熱素材を使ったものを選ぶと、汗による蒸れを予防すると同時に、体の冷え対策にもなります。太平洋側は日本海側に比べると降雪量は少ない傾向にありますが、寒さが厳しいことには変わりありません。
アウターやインナー、ボトムスだけだと寒さを防げないおそれがありますので、ニット帽やイヤーマフ、マフラー、手袋などの小物を着用しましょう。アウターは雪に降られても濡れないよう、防水加工が施された物を選ぶのがおすすめです。
旅行先の天気や予想気温に合った服装をして東北旅行を満喫しよう
一方、梅雨明けの夏場は真夏日になる日も多いので、暑さ対策や紫外線対策をしっかり意識することが大切です。
東北旅行の服装選びに悩んだときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「服装指数」をチェックしてみましょう。服装指数では、エリアごとにその日の天気や予想気温に適したコーディネート例が掲載されているので、服装選びの参考になります。
服装指数は10日先まで公開されていますので、旅行の予定が近くなったらぜひ活用してみることをおすすめします。