8日まで冬の寒さ 9日から気温が急上昇 近畿ではスギ花粉の飛散が一気にピークへ
近畿地方は8日(土)にかけて冬の寒さが続き、季節は足踏み状態ですが、9日(日)からは気温が急上昇し、春本番の暖かさになるでしょう。日中の気温は15度を超える所が多くなり、20度近くになる所もある見込みです。ただ、この暖かさでスギ花粉の飛散が一気にピークを迎えそうです。花粉症の方は今まで以上に対策が必要です。
明日7日(金)まで北部は雨や雪 8日(土)は天気回復 9日(日)は晴れて、昼間は暖かく
近畿地方では、明日7日(金)まで寒気が流れ込み、北部を中心に雪や冷たい雨が降るでしょう。最高気温は10度に届かない所が多く、昼間も真冬のような寒さが続く見込みです、8日(土)になると天気が回復へ向かい、9日(日)は全般に晴れる見込みです。朝は厳しい冷え込みの所がありますが、昼間は日差しがたっぷりで、ぽかぽか陽気になるでしょう。10日(月)以降は天気がぐずつきますが、しばらく強い寒の戻りはなく、気温は平年より高い状態が続くでしょう。
スギ花粉の飛散 一気にピーク 特に9日(日)10日(月)は「非常に多い」
9日(日)以降、近畿地方では、これまで雨や寒さで飛散が抑えられていたスギ花粉の飛散が活発になり、ピークを迎える所が急に増えそうです。11日(火)は雨で花粉の飛散が抑えられますが、雨が降る時以外は花粉の飛散が活発になりますので、今まで花粉症の症状がそれほど強く出ていなかった方もこの先は万全な対策が必要です。
花粉が飛びやすい条件
9日(日)以降は近畿地方のスギ花粉の飛散がピークとなります。花粉の飛びやすい気象条件が揃うと花粉の飛ぶ量は急激に増える可能性があります。以下のような条件の日は、特に気を付けてお過ごしください。
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報や花粉情報をチェックして、十分な対策をなさってください。