カリフォルニア 1月も平年ひと月の約2倍の雨 「大気の川」の大雨ようやく終わりへ
アメリカ・カリフォルニア州 先月12月の終わりから大雨が続く
サンフランシスコ空港の降水量は、先月12月は9.66インチ(約245ミリ)を観測し、12月平年ひと月のおよそ2倍になりました。
今月1月は、現地時間15日までで8.19インチ(約208ミリ)を観測し、たった半月ほどで1月平年ひと月のおよそ2倍になりました。
「Atmospheric rivers大気の川」
これは、「Atmospheric rivers大気の川」とよばれる、熱帯域などから水蒸気を運ぶ、空を流れる川のような現象で、地形の影響が加わるなどで、大雨をもたらすことがあります。
上の図は、1月14日まで30日間の地上の気温と気圧、熱帯の風の様子です。ハワイ周辺では、気温が平年より高いオレンジ色のエリアで、そこから風がアメリカ西海岸に流れており、この風は平年より強いことを示しています。この大気の流れが「Atmospheric rivers大気の川」です。
アメリカ・カリフォルニア州では、発達した低気圧や「Atmospheric rivers大気の川」の影響で、大雨が続いているのです。
参照:noaaホームページ
https://www.noaa.gov/stories/what-are-atmospheric-rivers