10日~13日は雨の日多い 小刻みに低気圧や気圧の谷が通過 満開の桜には試練の雨
10日(木)~13日(日)は、日本付近を低気圧や気圧の谷が小刻みに通過していくため、全国的に雨の降る日が多くなりそうです。桜が満開となっている地域では、花にとって試練の雨となるでしょう。
10日~11日 西から東へ雨のエリアが移動
日本海と日本の南岸にそれぞれ低気圧が発生し、10日(木)から11日(金)にかけて日本付近を東進する見込みです。10日(木)は、西日本では次第に雨が降り出すでしょう。11日(金)は雨の中心は東日本へ移り、西日本でははじめ雨が残る所も徐々に天気は持ち直す見込みです。
12日(土)は九州の南岸に前線を伴った低気圧が近づくため、九州や南西諸島を中心に雨が降るでしょう。
13日(日)は、日本付近を低気圧が発達しながら東へ進むため、全国的に雨が降る見込みです。沿岸部を中心に風も強まりそうです。
満開の桜には試練の雨
今シーズンの桜は、3月28日に高知、熊本、福岡で満開になってから、今日まで続々と、西日本や東日本から満開の知らせが届いています。咲いて間もない桜は大丈夫ですが、満開から時間のたっている地域では、10日(木)からの天気の崩れは試練の雨となりそうです。東京都心の桜も3月30日が満開だったため、11日(金)の雨で散ってしまう花が多くあるでしょう。西~東日本では、次の雨までに、この時季ならではの風景を存分にお楽しみください。
北日本の桜は開花したばかりや開花前の所が多く、4月4日に開花した仙台では4月9日が満開予想日、札幌は4月24日開花、27日満開の予想です。
晴れる日は花粉対策に加え紫外線対策を
西日本や東日本では、明後日9日まで日差したっぷりのお出かけ日和となるでしょう。晴れる日は、ヒノキ花粉が大量飛散するおそれがあるため花粉対策を徹底するとともに、これからの季節は紫外線対策も必要です。10日(木)から13日(日)は雨の降る所が多く、花粉と紫外線は抑えられるでしょう。また、この先は雨でも極端に寒さが戻ることはなく、気温は平年並みか平年よりも高い日が多い見込みです。昼間は上着いらずの日もありますが、朝と昼の寒暖差にお気を付けください。