26日朝 日本海側で雪解け進む 融雪による注意点は?
暖気が流入 日本海側は一日で積雪が20センチ近く減少も
午前9時現在の積雪は、青森空港で117センチ、秋田県横手市で44センチと、いずれも昨日の同じ時間から20センチほど積雪が減りました。
今日の日中は日本海側でも平地では雨の降る所が多いため、更に雪解けが進みそうです。
高温と雨で積雪減少 融雪による注意点は?
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
今日26日夜には寒気流入 日本海側は再び雪強まる
雪が解けかけた所に新たに雪が積もるため、路面の状況が悪化する恐れがあります。吹雪による視界不良も予想されるため、車の運転はいっそう注意が必要です。