すでに猛暑日の所も 熱中症に厳重警戒 東京都心は猛暑日日数 歴代最多更新か
広い範囲に「熱中症警戒アラート」が発表
関東から九州の広い範囲に「熱中症警戒アラート」が発表されていて、熱中症の危険度が極めて高くなっています。熱中症情報をみますと、北陸や関東から九州で、熱中症「危険」レベルです。このあとも、北陸や関東から九州では、猛暑日になる所が多く、猛烈な暑さとなる見込みです。日陰を選んで歩いたり、綿や麻など通気性の良い素材の服装を選んだりするなど、万全の熱中症対策をなさってください。
東京都心は午前10時20分までに最高気温34.2℃を観測しています。もし、猛暑日になれば、今年の猛暑日日数が14日となり、1875年の統計開始以来、歴代最多日数を更新することになります。
あると便利 熱中症対策グッズ
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)