体調を崩しやすい冬は「まさかの入院」にご用心!

まさか自分が?! 入院は他人事ではありません
一人暮らしで、近くの友人や大家さんに病院からもらったリストを渡して「これ全部売店で買ってきて」とか「部屋のタンスから下着持ってきてくれますか」とお願いするなんて、考えただけで身がすくみませんか。また多くのご家庭では「物の在処をわかっているのは主婦だけ」といいます。そのお母さんが突然入院したら「あれは何処?」と、ただでさえ大混乱しそうなのに、妻の下着やスキンケアグッズをまとめて病室に届けることのできる旦那さまがはたしてどれくらいいるでしょう・・・。
入院が必要な体であれこれ揃えて荷造りするのは大変です。「人には頼みづらい物」だけでも、前もってバッグにひとまとめにしておけば「あのバッグを持ってきて」と一言お願いして済みます。一人で病院に向かう場合も、バッグひとつ持ってすぐタクシーに乗り込むことができるのです。まわりの人の負担も減らせますね。
親しい人が入院するときも、心にゆとり
さらに、全てを使い捨てか未使用のもので揃えれば、家族や親戚と共有できたり、場合によってはご近所の緊急事態のお役に立つかもしれません。
こんな物を入れてみては
<入院生活に必要なもの>
□寝巻・パジャマ(前開き)□下着□洗面用具(歯磨き・シャンプー・ボディーソープなど)□コップ□タオル・バスタオル□履き物(滑りにくいもの)□ティッシュペーパー□テレビ用イヤホン
※箸・スプーン・湯のみはお食事の際に提供
※万一の非常時に備えて、懐中電灯をご用意ください
これにたとえば乳幼児なら紙おむつや哺乳瓶など、使う人が必要なものを加えます。お世話できる人がいれば、すぐ必要なものだけを小さめのバッグに分け、それ以外は別にまとめて家に置いて行くと、身軽に動けます。
メモとペン、名前を書くマジック、ウエットティッシュ。家族や恋人の写真。食事制限がなければ、食塩・ゆかりなど。
下着は洗濯ネットに入れてそのまま洗濯してもらうか、百均などで売っている旅行用の紙製ショーツを使い捨てることもできますね。新品の衣類はパッケージやシールをはずしておき、タオル類の新品は吸水しにくいので洗濯してから入れます。病院ではシックな色より明るい柄が映えますよ。
「お見舞いさえ断れば、入院しているんだから人の目には触れないだろう」と思いきや、じつは検査のため外来の患者さんと同じフロアに行く機会がけっこうあるもの。自分で歩ける人はエレベーターに乗って検査室間を移動したりするので、羽織るものは必須です。ふだんウィッグをしているなど髪が気になる人は、ソフトな素材の帽子やバンダナなどカバーできるものがあると安心です。長い髪は留める物を。また、元気になると体毛などグルーミングが気になってきます。ブラシや綿棒・T字型カミソリ・爪切りなど、かさばらないので入れておくと便利ですね。
在宅中も旅行バッグが大活躍
急な入院は、まさに非常事態! そう考えると、入院セットは防災グッズの一環といえそうですね。お気に入りの旅行バッグに、安心のための荷造りをされてはいかがでしょう。