「見えないカサ」なのに存在感ありすぎです!! Air Umbrellaで雨の日の未来が見えるかも?
マイク? いえいえ傘なんです!
骨がたくさんあって風に強いとか、帽子と一体化して頭にのせるとか、いろいろあるけど、放射状に広がった骨に生地が張ってある基本形は昔から一緒・・・と思っていたら。なんと、その「広がる部分」が一切ないカサが登場したというではありませんか!
開いたりたたんだりする必要なし! そのカサ、空気でできてます
一見バトンみたいなスティック状です。雨の日に持っても「カサさしてるつもりの人」にしか見えません。ところがなんと!底面から空気を吸い上げ、上方にジェット噴射!! その勢いで雨粒を吹き飛ばすというしくみで、ユーザーは濡れません! エアーカーテンの個人仕様というか、目に見えない空気のシェルターでまもってくれるわけですね。持ち手部分でエアーの調節もでき、直径約1メートル範囲をカバーしてくれるそうですよ。
骨がないので強風にあおられてひしゃげたりすることもなく、視界が妨げられないので子供の通学や高齢者のお出かけにも安心! とくに子供ってカサを広げるときに骨の先が顔に当たったり、軸に手をはさんだりしますからね。そういう心配もなくなるし、何よりカサがないのに濡れないで歩いてるなんて、魔法使いマンガの一コマみたいでかっこいいじゃないですか!
スティックにはモーターとファンが内蔵されてます。気になる作動音については「雨音のほうが大きい」という少々わかりにくい説明ではありますが、少なくとも掃除機のような爆モーター音ではなさそうです。
大きさは、通常型80センチと女性や子供向きの小型50センチ、またサイズ伸縮可能型と3タイプあり、重さはレギュラーで800グラムです。
人混みの中でこれをさして歩けるか? いえ見た目とかじゃなくて
はじき飛ばされた雨粒の行方ですが、横方向に飛ぶのでそばを歩いている人にかかるのでは?という不安がのこります。一定以上の距離をあければ水滴はかからないそうですが、渋谷のスクランブル交差点などを渡るのは危険かもしれません。
ちなみに、Air Umbrellaのユーザー同士の場合は、肩幅以上距離があれば大丈夫とのこと・・・え? 間に人ひとり入るぶんだけ離れて歩けと? あまり近いと、空気の流れが乱れて水滴がかかってしまうそうなのです。デートでは隣に並んで歩けないかもしれません。
このように、現段階で都市で使用したらトラブル続出の予感がするAir Umbrellaですが、むしろ自然の中で、たとえば自転車に装着して、雨の中の一本道をゆるゆるサイクリングしたら楽しいだろうな・・・などと思うのです。手に持たない仕様ならもっとバッテリー大きくできそうですしね。
個性豊かなプロジェクトの一員になれる クラウドファンディングで未来に投資!
クラウドファンディングとは、 インターネット経由で不特定多数の人から資金を調達してプロジェクトを実現するといういま注目の活動で、たくさんの人から少額の協力を得て、お金が集まった時点でプロジェクトが実行されます。プロジェクトの分野は、発明品をはじめ映画やアニメ・音楽・アート・社会貢献や科学技術の研究などなど、 とってもクリエイティブ。賛同した人が、サポーターとして投資するわけですね。
ちなみに、Air Umbrellaのプロジェクトは、募集締め切り前にすでに目標額を上回っていたんですって。それだけ注目度が高いということですよね。
プロジェクトに出資し実現すると、そのプロジェクトならではの個性的な特典が。たとえば開発された商品やサンプル・限定アイテムがもらえたり、ライブやイベントに招待されたり、アート作品に名前を入れてもらえたり。Air Umbrellaプロジェクトに投資した人は、2015年末ごろには『見えないカサ』をさして街を歩ける可能性があるそうですよ!
未来生活をいち早く体験できたり、いろいろな出会いがあるクラウドファンディング。自らオーナーになることもできますので、興味ある方はチェックしてみては。
カサの未来は、どこまで進んでいくのでしょう。
個人的には、カサのいちばん不便なところは手がふさがることだと思うのですが、もしかしたら未来には軸も消えちゃって、皆ふつうに手ぶらで雨の中を歩いているかもしれませんね!