春先の災害に備えておきましょう
「tenki.jp 知る防災」プロジェクトから、春先に特に備えを呼びかけたい災害をお知らせします。
特に備えを呼びかけたい災害
①大雪・着雪
②路面凍結
③暴風・高波
④落雷
この先も南岸低気圧の影響により、関東地方で冷たい雨や雪が降る日があるかもしれません。南岸低気圧は、時として関東地方に大雪をもたらす低気圧で、2014年2月には、南岸低気圧の影響により、関東甲信地方で記録的な大雪となりました。
雪が降った場合や路面の凍結に備え、車の運転時の注意事項について確認していきましょう。
運転時のスリップを防止するためには
2014年2月15日の横浜町田インターの様子
■路面凍結によるスリップに注意したほうがよい場所
・交差点付近
車が発進や停止を繰り返すことによって発生する熱によって、路面の雪氷が解けることで、交差点付近の路面は、非常に滑りやすい状態になることがあります。
・トンネルの出入り口
トンネルの出入り口付近は、日陰になることが多いので、局所的に非常に滑りやすいブラックアイスバーンになっている場合があります。
・橋の上
他の区間とは異なり、橋は下からも熱が奪われるため、他の路面が乾いていても橋の上だけ凍結していることがあります。
春先は強風にも注意
春先は、春一番のような強風に注意する必要があります。最大瞬間風速が20m/s以上となる場合もあり、交通機関に影響が出たり、建物などに被害が発生することがあります。強風被害のほか、南から暖かい空気が流れ込んでくることで気温が上昇し、雪崩を引き起こすこともあります。雪が残っている地域では、屋根からの落雪や雪解けによる浸水などにも注意しましょう。