【春のトリビアレポート】お花見に関する調査

北海道のお花見には『ジンギスカン』が必須!?

【お花見に持ち寄るご当地ならではの料理は?(一般の方)】
特に『ジンギスカン』は、北海道在住の71.3%が回答する人気料理で、会場にバーベキューコンロを持ち込み、桜の木の下でご当地グルメを楽しんでいるようです。北海道の方には、そんな楽しみがあったんですね!
お花見にかける平均費用は…『2920円』

【お花見にかける費用を教えてください。(一般の方)】
そんな皆様の今年の懐事情をさぐるべく、お花見にかける費用を尋ねたところ、『昨年と同じくらい』が最も多く、昨年よりも費用が『上がる』・『やや上がる』という回答が『下がる』・『やや下がる』を上回る傾向が見られました。
また、お花見にかける一人当たりの金額では、平均金額は2,920円という結果となりました。
【気象予報士コラム2】 お花見で気をつけたい4つのポイント
春は菜の花やタンポポ等色々な花が咲きますが、やはりお花見といえば「サクラ」です。
サクラは600以上の種類があると言われていますが、その中でも代表的なものと言えば「ソメイヨシノ」。
気象庁では統一した基準で花の開花等を観測する「生物季節観測」を行っており、標本木と呼ばれる観測対象となる木を決めて観測しています。気象観測は技術の発達から自動化が進んでいますが、この生物季節観測は人の目で行っており、サクラの場合、標本木で5~6輪以上花が開いた状態を「開花日」、標本木の約80%以上のつぼみが開いた状態になった最初の日を満開日としています。ソメイヨシノは枝ぶりが見事で枝いっぱいに花を咲かせますので80%の開花でもとても華やかに見えます。
◆お花見を楽しむ4つのポイント
<ポイント1>
TVなどで、サクラが開花したというニュースを聞いたとしても、これはあくまで「標本木」でのこと。必ずしも周辺のお花見の名所でサクラが開花しているとは限らず、ニュースを聞いて慌てて行っても、もしかしたらまだ咲き揃っていないかもしれません。行く場所が決まったら、その場所の情報を確認したほうが良いでしょう。
<ポイント2>
お花見を楽しむ際、地面にレジャーシートを敷く場合、地面付近は顔のあたりの気温に比べ2℃ほど低く意外と冷たいので、羽織るものや、座布団、ひざ掛けを持って行ったほうが良いでしょう。
<ポイント3>
油断しがちなのが紫外線。人体に影響をあたえる紫外線(UV-B)は残暑厳しい9月に比べ4月のほうが多く届いています。意外な線だとお思いでしょうが、対策が必要です。
<ポイント4>
花粉症の方は、サクラの開花時期は、ヒノキ花粉のピーク時期と重なることが多いので、花粉対策も必要です。
お花見をめいっぱい楽しむためにも、しっかりとした準備と計画をしてくださいね。

<気象予報士>
お天気キャスターから気象予測業務、気象システム構築運用業務、環境調査業務、応用気象業務など、気象業務全般に幅広く従事。
現在は、新規指数開発や熱中症計の企画など、天気と関わりのある新たな市場の開拓を行っている。
ギャグを交えた気象解説に定評あり。
趣味はスキー、日本スキー連盟スキー検定1級を持つ。
行ってみたいお花見の名所1位は『弘前公園(弘前城)』

【一度は行きたい!お花見スポットベスト5】
日本全国には一度は訪れてみたいお花見の名所がたくさんあります。そこで、一般の方に「行ってみたいお花見の名所」を聞いたところ、青森県の『弘前公園(弘前城)』がトップとなりました。
『弘前公園(弘前城)』は、総面積49万2000㎡にも及ぶ公園で、日本最古のソメイヨシノや日本最大幹周のソメイヨシノをはじめシダレ桜や八重桜など50品種以上、約2,600本の桜が咲き誇り、そびえたつ天守閣とのコントラストや、お堀をうめつくす様子が圧巻です。
一方、気象予報士80名がお薦めするお花見スポットの1位は『千鳥ヶ淵緑道』。皇居西側の千鳥ヶ淵に沿う全長700mの遊歩道には、約260本の桜が頭上に咲き、まるで桜のトンネルのようになります。千鳥ヶ淵の水面に映るソメイヨシノの美しさ、皇居、都会のビルと相まった独特な美しさが魅力のようです。
地元推奨!他県にお薦めしたいお花見スポットベスト5!

【地元推奨!お花見スポットベスト5】
