夏休み!青春18きっぷで鉄道の旅を楽しもう
青春18きっぷの旅の魅力
「青春18きっぷ」は、1枚5回(人)分で12,050円(2023年7月現在)。つまり、1回(人)あたり、2,410円でJR全線の普通列車の普通車自由席が5回(人)分乗り放題のお得な切符です。
私の場合、よく利用するのは東京都内から実家のある福島までの東北本線の区間。上野~宇都宮~黒磯~新白河~郡山~福島と、数回ほど列車を乗り継ぎます。東京~福島間は、東北新幹線を利用すると、片道およそ1時間半ほどで行けるのですが、青春18きっぷが利用できる期間は、今でもこの切符を利用して、あえて5~6時間かけて鉄道の旅を楽しみます。
例えば、東京都内から福島までの区間の運賃は4,840円(2023年7月現在)ですが、青春18きっぷを利用すれば、2,410円で乗れてしまうという、お得な切符なのです。乗車日当日であれば、往復で利用することもOKです。
①目的地や旅のテーマを決めておく
まずは目的地や旅のテーマを決めましょう。
例えば「東京から一日でどこまでいけるか」「東北を全制覇」「太平洋から日本海を目指す」「テーマパークや観光地を目指す」「おじいちゃん、おばあちゃんちに行く」など。目的地や目標を決めて計画すると良いでしょう。
②鉄道の乗り継ぎルート、時刻を調べる
列車の時刻や乗り継ぎを調べる手段というと、今ではスマホのアプリ一つで調べられる時代ですが、昔ながらのペラペラめくる紙の時刻表もいまだ現役です。スマホのアプリでは、目的地までのスムーズな行き方が一瞬にして提示されますが、紙の時刻表は、始発から終電までの全ての時刻と停車駅が載っているので、自分で乗り継ぎの時間や経由地も確認しながら、自分にとって最適なルートや時間を調べることができます。
③途中下車を楽しむ。
また、乗り換えの列車が1時間に数本しかない場合もあり、やむを得ず、乗り換え時間が1時間ほど空いてしまうことも。スムーズに乗り換えできる列車を調べておくのもいいですが、あえて、乗り換え時間を1時間後ぐらいにして、途中駅で下車して、駅周辺で近場の観光や名物を味わうのもおススメです。
④路線沿いの天気を調べておく
例えば、私が良く利用するルートでは、東京から福島まではおよそ270キロ、これだけの距離だと、東京は青空が広がっているのに、福島は雨だったり、冬だと大雪だったりと、天気がガラッと違うこともあります。
ビル群の都会の風景から田んぼや畑が広がるのどかな風景の変化を楽しむだけでなく、田んぼが広がる景色に青空の中にぷかぷか浮かぶ雲の様子を眺めるのも楽しいものです。写真に撮影して雲の種類を調べたり、雲の流れる様子を眺めたり、tenki.jpの雨雲レーダーで、現在地の雨雲の様子を確認しながら車窓から空の様子を眺めて記録するのも良いかもしれません。
写真を撮影した場所を記録するには、手元に路線図を用意して、チェックしたり、スマホの地図アプリでGPSをONにしておけば現在地が出てくるので、スクリーンショットで記録しておくのも手軽でオススメです。路線の天気や景色の変化を記録してまとめれば、お子さんの自由研究にも良いですね。
旅を楽しむために
車窓から空模様の変化や町の様子、自然の変化を楽しめる鉄道の旅。夏の時期は、青々とした田んぼの風景、雲の様子の変化を記録するのも面白いかも。夏休みの期間ならではの格安切符をぜひ活用して、ぜひこの夏の思い出に楽しんでみてくださいね。
<参照>JR東日本「青春18きっぷ」
1枚12,050円。全国のJR線の普通列車が1回あたり2,410円で1日乗り放題。5回分または5人までのグループで利用できます。2023年の夏季の利用期間は7月20日~9月10日まで。(2023年7月現在)