他にも、音の鳴る箱「We are Cardboard Boxes」、大きな観葉植物がスピーカーの音で揺れる「Tree with background Music」など、自然と人工、音と音によって生じる何らかの関係性が鑑賞者を待っています。自らを音楽家・アーティストと称していますが、展示やその言葉から「音の芸術家」という方がしっくりきます。いつもはブルックリンの街を同じように歩いているとか…音と自然の関係について尋ねたところ「気象的にいうと…川が近所にありますが、水量の違いだけで音が変わります。晴れた日の朝から昼に音を採るのがいいですね」との答えが返ってきました。単に音にこだわるだけでなく、自然との対話を大切にした現代の音の芸術家なのだな、と感じます。 展示によせる作家からのメッセージ:「この展覧会『 ~ ing』に存在する時間と空間はあなたのものです。その都度に変化していく状況は、言葉で形容できない「モヤっ」としたものでしょう。たくさんの「モヤっ」を発見していくきっかけがありますように。」この思いが届いたら、銀座へ出かけてみましょう。あなただけの世界を探せるかもしれません。