「シネマ歌舞伎」であの舞台をもう一度…2月はあの名コンビが登場します!
早いもので、勘三郎さんは昨年12月に四度目の忌日を迎え、三津五郎さんは今月21日に一周忌を迎えます。お酒にまつわる楽しい舞踊、「棒縛り」の上映について、観方と楽しみについてご紹介します。
シネマ歌舞伎、2月13日の舞台挨拶にはご子息・巳之助さんが花を添えます
初日の舞台挨拶には、ご子息の坂東巳之助さんをはじめ多彩な顔ぶれで初日を彩ります。なんと、舞台挨拶の上映チケットは完売しているという人気ぶりです。
一周忌を迎える三津五郎さんは、舞踊・坂東流の家元でもあり、踊りの名手として知られていました。
今回その至芸を、華やかな「喜撰(きせん)」、思わず笑みがもれる楽しい「棒縛り」の二作品の映像で再会することができます。
「棒縛り」の継承
棒縛りのイラスト
お殿様から留守番を言い渡された太郎冠者と治郎冠者、二人の酒好きを知っているお殿様は「絶対に盗み酒をしてはいけない」と言い含められるのですが、いけないと言われると破りたくなるのが人情…あの手もの手でお酒を飲もうとする姿が何とも言えず優しい笑いを誘います。
この演目は、それぞれのご子息である、中村勘九郎さんと坂東巳之助さんにしっかりと継承されており、昨年お二人での上演が実現しています。人気の演目ですので、これからも再演されると思いますから、まずは映像でそれぞれの父の芸を観て、次に継承された芸を舞台で観るというのはいかがでしょうか?
チケットも手に入れやすい「シネマ歌舞伎」
一般料金 2,100円(税込)
学生・小人 1,500円(税込)
特別鑑賞券 1,800円(税込)…2月12日までの販売
*シネマ歌舞伎サイト参照
チケットは、各上映映画館、歌舞伎座、新橋演舞場、南座、大阪松竹座、ローソンチケット、e+(イープラス)、セブンチケット、チケットぴあにての販売とともに、シネマ歌舞伎のwebからも席の予約ができます。
何度でも観たい歌舞伎ファンの方も、歌舞伎は観たいけれどなかなか…という方も、上映時間も短く、チケット予約も便利なシネマ歌舞伎は心強い味方になりそうですね。
《参考》
歌舞伎美人(かぶきびと)
シネマ歌舞伎公式サイト