梅雨が明けたら、暑中見舞いを送りましょう!
時代が移り、訪問が飛脚に取って代わり、その後、郵便制度の普及によって現在の形になりました。せっかく相手の健康を願う思いやりのご挨拶ですから、送る時期や文章の作法にも配慮があると素敵ですね。ここでは、暑中見舞いについてまとめておりますので、ご参考になさってください。
暑中見舞いの由来は、お盆時期の里帰りに先祖に捧げる品だった!?
それはお盆時期に限らず、季節の挨拶として、お正月には新年を祝う言葉と共に行われ、酷暑のお盆時期には夏負けしないよう体力のつく食べ物と健康を気遣う言葉と共に慣例となって行きました。その後、鎌倉、戦国時代の飛脚による品物と書状で見舞う形態に移り、更に郵便制度が整う明治時代には誰もが利用する庶民的な暑中見舞いの慣例となったのだそうです。
そして今では、パソコンや携帯電話などの通信機器からメールやSNSを利用したご挨拶や、スマートフォンのアプリによる暑中見舞い作成など、その方法は多岐に渡ります。いずれにしても、猛暑の時期に相手の健康をを気遣い、近況を報告するという日本人ならではの心配りは形を変えて今も残っていることは喜ばしいことではないでしょうか。
暑中見舞いは「梅雨明け後、立秋を聞くまでの間」に送ります!
ちなみに、立秋後は残暑見舞いにあたります。
文章の構成にも礼儀と気遣いを。相手を思いやる言葉の後に近況報告が大事!
1)季節のごあいさつ・・・暑中をお見舞いする言葉
2)時候のごあいさつ・・・盛夏の候、猛暑の折、暑い日が続きますが、など
3)相手の状況を尋ねるごあいさつ・・・その後ますますご活躍のこととお慶び申し上げます、お変わりなくお元気でいらっしゃいますか など
4)自分の近況報告
5)結び・・・時節柄、どうぞご自愛くださいませ など
6)年号・月・・・七月、盛夏
いかがでしょうか。とにかく相手への心配りですから、相手の安否や状況を尋ねるごあいさつの後に、ご自身の近況報告をする、ということが大切ですね。